2. 補助的・定型的な仕事を割り当てられることが多く、責任ややりがいのある仕事を任せてもらえない
現場の管理職が、過度に配慮した結果、制度利用者に補助的・定型的な仕事ばかりが割り当てられている場合も少なくありません。このように責任ややりがいのある仕事が与えられない状況が続けば、結果として制度利用者のモチベーションの低下やキャリア形成の遅れにつながってしまいます。
効果的な人材活用やキャリア形成の観点に立てば、制度利用者にも、本人の能力や期待される役割に見合った仕事を与えることが重要です。仕事のやり方次第では、あるいは周囲の協力が得られれば、制度利用者も、責任ややりがいのある仕事を担当することが十分可能だと考えられます。
制度の運用改善に向けて、人事部門は、下記の【管理職・制度利用者・周囲の社員がやるべきこと】を、それぞれに明確に伝える必要があります。また、制度利用者との面談等を通じて、仕事配分に不満がないか等について確認し、管理職との間に認識のギャップがある場合はそれを埋めることも重要です。職場の特性上、現在の職場では制度利用者にどうしても責任ややりがいのある仕事を付与できない場合には、制度利用者の希望を踏まえつつ、異動・配置転換も視野に入れ、対応策を検討することが望ましいでしょう。
管理職・制度利用者・周囲の社員がやるべきこと
制度の関係者 | 制度の運用改善に向けてやるべきこと | 関係者への伝え方 |
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管理職 |
<具体的な支援の例>
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制度利用者 |
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周囲の社員 |
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短時間正社員制度の導入後、仕事の配分や人事管理、制度の周知・浸透など運用改善が必要です。短時間正社員制度の運用改善について対応策等を知りたい方はこちらをご覧ください。
このサイトでご説明している、短時間正社員制度の概要や導入手順、運用改善等について、「短時間正社員制度」導入・運用支援マニュアルに記載しております。印刷等の際にご活用ください。