味の素株式会社

最近3年間の短時間正社員制度利用者数は?

総数は493名(うち育児を事由とする者:493名/うち介護以外を事由とする者:0名)です。

短時間正社員制度を開始した時期は?

2004年4月から育児短時間勤務制度の拡充を図りました。

短時間正社員制度を導入した目的は?

育児支援です。同社では、次代の社会を担う子どもが健やかに生まれ、かつ、育成される社会の形成への取り組みの一環として「育児短時間勤務」を拡充しています。

短時間正社員制度を導入した背景や経緯は?

「ボトムアップ型の改革」という形で社員からの要望が出たことが要因です。それを受け、2003年に人事部内でプロジェクトチームを立ち上げ、「育児短時間勤務制度の拡充」を含め6本の柱からなる改革がなされました。

短時間正社員の賃金や評価はどのようにしていますか?

給与・賞与ともノーワーク・ノーペイが原則であり、労働時間が短縮された分は減額となります。能力評価の仕方は、短時間勤務を取得しても変わらないことになっています。能力評価に際しては、実力評価と成果評価の結果に基づき、昇給・昇格・賞与に反映されます。
また、育児短時間勤務取得者が、昇格した実績もあります。

短時間正社員の勤務時間および日数は?

1日あたり2時間30分の短縮を限度とし、30分単位で取得することができます。

短時間正社員として就業可能な期間は?

子が小学校4年生に進級するまで使用可能(日数上限なし)

短時間正社員へ配慮していることは?

短時間勤務制が利用しにくい交替勤務者に関し、本人の希望をもとに、「短時間勤務制が利用できる業務や職場への配置転換」「フレックスタイム制度適用・業務への配置転換」「残業させない運用(選択時差勤務の利用)」に応じる配慮をしています。
※ここで想定されている「業務・職場」は、製造現場でのスタッフ業務や、「間接部門」が中心です。

短時間正社員制度の社内への告知方法や利用促進策は?

「育児ハンドブック」や「父親のWLBハンドブック(育児休職編)」を導入し、イントラネット上に掲載しています。会社や役所に提出する必要書類など個人がなすべきことに加え、上司や職場の観点からもこれを読めばわかるようになっています。また、「仕事と介護の両立支援ハンドブック」も導入し、介護に伴う短時間勤務者への配慮も行っております。
味の素流働き方改革を確立し、従業員の働きがいと生きがいの両立を図ることのできる制度の充実や利用促進を目指しています。

制度導入でどんな効果やメリットがありましたか?

離職率の大幅な低下、また短時間制度を活用し、仕事と育児を両立しながら、昇格する従業員も増えてきました。

短時間正社員制度の課題は?

短時間正社員のみならず、より多様な社員が活躍で風土を引き続き醸成していきます。