株式会社きると

最近3年間の短時間正社員制度利用者数は?

総数:3人
うち、育児・介護以外を理由とする者:2人

短時間正社員制度を開始した時期は?

2016年8月

短時間正社員制度を導入した目的は?

知的障がいを持つスタッフをフルタイム正社員(週35時間労働)として32名雇用しており、その働き方をフレキシブルに設定できればと考えたため。

短時間正社員制度を導入した背景や経緯は?

リサイクル事業部で雇用している知的障がいを持つ正社員が、体調面によりフルタイム勤務が難しくなったため。労働時間または労働日数を少なくすることにより長く働き続けられるようなしくみとして計画。合わせて、育児、介護などのためのシステムとしても利用できるよう、全社的に制度を導入した。

短時間正社員の賃金や評価はどのようにしていますか?

労働時間比例で設定する。評価については、「質」の面ではフルタイムの時と基準は変えず、「量」は労働時間に合わせて減らし、その目標の達成率で評価する。

短時間正社員の勤務時間および日数は?

(1)1日あたりの勤務時間:
1日あたり4~5時間勤務
1日あたり6~7時間勤務

(2)1週あたりの勤務日数:
1週あたり4日間勤務
1週あたり5日間勤務

短時間正社員として就業可能な期間は?

期間の設定は特になし。一旦短時間正社員に変更になった場合には、その事由がなくなった場合(育児、介護)のほかは、ある程度の期間(6ヶ月以上)の様子を見て、次の働き方を本人、家族と相談の上決定する。

短時間正社員へ配慮していることは?

短時間正社員のなかでも特に変化を苦手とする知的障がい者従業員に対しては、現在は知的障がいを持つスタッフのみに適用しているため、就業時間、就業日数などが変わったことにより、働きにくく感じていないか、変わったことを受け入れられているかどうかを日々見守りの中でチェックしている。短時間正社員に変更になることは、本人、家族、支援機関と事前に話し合い、本人も理解していることを前提に進めた。

短時間正社員制度の社内への告知方法や利用促進策は?

就業規則と別に短時間正社員規程を作成し、導入要項も合わせて全従業員に周知している。
規程は社内の共有のフォルダ内にデータを置き、紙ベースでも各自に配布している。

短時間正社員制度を導入した効果は?

定員が決まっている職場であるが、短時間の働き方を導入することにより、また新たな従業員を受け入れる余地が生まれ、会社全体のワークシェアリングを進めるきっかけともなると思っている。

制度の導入や運用にあたっての課題・問題は?

知的障がい者2名、健常者1名が制度を利用しているため、支援する現場のスタッフの負担は大きくなることが想定される。スタッフの方のサポートと、しくみ導入のため人事・労務の方の手数は多くなっているので、担当者の負担にならないよう、労務システムの整備も目指す。