パートタイム労働者の活躍推進の取組を発信(宣言)

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2016年09月15日公開

『強くてやさしい、いい会社』に向けて「いきいきと働ける職場づくり」と「人が育つ土壌づくり」を実現していく 株式会社 LIXILビバ

パートタイム労働者の職務内容

規模の大きなホームセンター業態の中で、多岐にわたる業務に携わっています。
1.売場接客スタッフ・・・接客、売場作り、商品補充、発注など
2.レジスタッフ・・・・・POSレジでの簡単な会計業務
3.サービスカウンター・・店舗案内、商品問い合わせ、ラッピングサービスなど
4.リフォームスタッフ・・お客様対応や事務作業など
5.事務スタッフ・・・・・電話問い合わせ対応、後方各種事務業務など

取組の背景

*当社では、従業員全体の約80%近くをパートタイム労働者(呼称:サードクルー)が占めており、店舗での接客販売においては欠かせない存在であり、正社員同様に活躍しています。
*当社は、働き易い環境を整え、クルー一人一人が働き甲斐を持って働き、主体的に仕事に取り組むことでの従業員満足度(ES)の向上が、お客様満足(CS)につながり、結果、会社が成長することで、クルーの家族も幸せになる(FS)ことを目指して、「強くてやさしい、いい会社」への取り組みを行ってきました。

取組分野

  • 労働条件の明示・説明
  • 賃金
  • 教育訓練等の能力開発
  • 人事評価・キャリアアップ
  • 正社員転換推進措置
  • 福利厚生・安全衛生
  • ワーク・ライフ・バランス
  • 職場のコミュニケーション等

取組内容(取組分野で選択した分野について記載)

【労働条件の明示・説明】
1. マニュアルの導入
2015年1月に契約更改マニュアルを新規導入しました。契約更改をスムーズに行う為のツールであり、サードクルーの動機づけを行う意味でも効果的なツール として、今現在活用しています。

【賃金・人事評価・キャリアアップ】
1. 時間給改定
人事考課結果に基づき、年1回時間給改定を行っています。同時に、2014年からは、正社員同様に時間給のベースアップも行う様になりました。
2. 各種手当
売場責任者等に責任者手当、商品知識認定試験合格者には商品知識手当などの支給を行っています。
3. 賞与
年2回、人事考課結果に基づき支給しています。

【教育訓練等の能力開発】
1. 定期的な教育訓練の実施
サードクルーを対象として、技術・スキルアップの為の研修を定期的に行っています。具体的には、DIYアドバイザーやグリーンマスター、自転車技士、毒劇物取扱い、危険物取扱いなどの資格取得に関するものです。専門的な知識やスキルの習得を目指し、お客様により質の高いサービス提供を行える様な仕組みになっています。また、商品知識研修や工作室での安全研修なども定期的に実施しています。
2. アメリカ研修の開催
年1回、ホームセンターの発祥の地であるアメリカ・ロサンゼルスに4泊6日の日程で、本場のホームセンターを学ぶ目的でアメリカ研修を開催しています。参加者は毎回30名程度ですが、サードクルーまで幅を広げて参加して貰っています。費用は会社が7割程度負担し、皆さんが参加しやすい様にしています。実際に参加したサードクルーからは喜びの声が上がると共に、帰国後、自分の担当の売場で学んだことを反映しています。

【正社員転換推進措置】
1. 登用制度
2008年よりサードクルーから契約社員(呼称:セカンドクルー)及びセカンドクルーから正社員(呼称:ファーストクルー)への登用選考を年1回実施しています。この制度は積極的に活用しており、登用規模は年々拡大しています。

【福利厚生・安全衛生】
1. 健康診断の実施
年1回の健康診断を法定を上回る対象者の範囲内で実施し、会社負担にて行っています。
2. 健康ヘルプラインの開設
従業員の心身ともに健康な状態で勤務できることを主旨とし、プロの保健師に気軽に相談できる仕組みを、2016年7月に新たに導入しました。
3. 法定外災害補償の適用
労働者災害補償保険法が適用され、なおかつ死亡及び障害等級が認定された時は、被災したクルー又はその遺族に支給される法定外災害補償に関して、ファーストクルーに限っていた基準をサードクルーにも適用する様に見直しを行いました。

【ワーク・ライフ・バランス】
1. 育児休業
最長で子が満3歳になるまで取得できる制度であり、2014年以降、産前産後休暇も含めて30名以上の取得実績があります。
2. その他休暇
通常の有給休暇のほか、結婚や忌引きなどの特別休暇が取得できる制度を整えています。
3. 高齢者雇用の促進・継続雇用の促進
サードクルーの定年年齢を60歳と定め、その後の継続雇用満了期間を65歳までとしていましたが、社会背景を鑑み、2016年5月に68歳まで延長・拡大を可能にしました。

【職場のコミュニケーション】
1. 「GOOD JOB制度」の導入 ~ 褒める文化の醸成促進
2015年から新たに導入した制度であり、4つの視点(お客様や仲間など)から、クルーの「GOOD JOB」を評価する仕組みであり、褒める文化の醸成と共に、クルーのモチベーションアップを狙った取り組みです。

工夫した点・苦労した点

1. 契約更改マニュアルの導入
雇用契約更新時に、労使間のトラブルが発生しない様に、2015年1月に契約更新マニュアルを新規導入しました。このマニュアル導入により労使間のトラブルを防止すると共に、管理職の労務管理能力のレベルアップに繋がりました。

2.正社員転換推進措置
2008年より正社員転換措置推進として、登用制度を導入しました。当初は認知・理解浸透度が低く動機づけに結びつかなかったが、ようやく認知度が上がり、レベルアップ(非正規⇒正規)への動機づけが図れる制度になりつつあります。その過程においては、セカンドクルーの人事制度をきちんと作成し、報酬体系などを可視化したことにより、クルーの動機づけへと繋がることが出来る様になりました。

3. 教育訓練などの能力開発
店舗が北海道から兵庫県まで点在する為、教育訓練の実施に関しては、研修担当者のマンパワーの問題がありましたが、従業員が参加しやすい様に会場設定を各地区にて行い、可能な限りサードクルーの方も参加できる様に工夫しました。その結果、全体で20%の参加率になりました。

4. 「GOOD JOB制度」の導入
2015年度下期からの取組みであり、導入当初は件数も少なく店舗でも戸惑いがありました。そこで、2ヶ月目以降、目標設定に対する進捗のフィードバックと表彰内容の共有で取り組み方の理解が広がり、定着に繋がっていきました。その結果、半期で1,200件もの実績がありました。1件に付き1,000円の表彰金は、給与振り込みでは無く直接上司からのお褒めの言葉と共に手渡しすることで、クルーのモチベーションが上がると共に、褒める文化の醸成が浸透しつつあります。

取組の成果・課題

1. 正社員登用者数
2014年度18名、2015年度は8名の正社員登用実績があります。
ちなみに、サードクルーからセカンドクルーへの登用実績は、2014年度で36名、2015年度は67名となっており、今後正社員への登用候補者と考えています。

2. 退職率
サードクルーの退職率に関しては、2014年度実績である20%から、2015年度実績は17%になっており、働き易い環境の整備が進んでいると実感しています。

3. 有給休暇取得率
2014年度実績70%から2015年度は77%と取得率は向上しています。
退職率推移と同様に、働き易い環境作りが進んでいることを実感しています。

4. 教育研修受講率
2015年度のサードクルーの資格研修受講者数は約120名になります。これは、正社員を含めた受講者数の20%に該当します。
高いモチベーションで研修を受講して貰い、合格率も80%を超える実績を残しており、全体の合格率60%を上回る素晴らしい結果となっています。また、通常業務の中でその成果を発揮して貰っています。

今後の取組方針

今後は、更に仕事に関する価値観の多様化が進むと思われます。企業として、ダイバーシティと真剣に向き合いながら、従業員が今以上に、働き甲斐を持って働ける職場環境を醸成し、「強くてやさしい、いい会社」の実現を目指します。
その為に、労使一体となったプロジェクトを立ち上げ、更なる具現化に向けて動き出そうとしています。
【具体的な検討項目】
◎新たな教育の提供機会の拡大
◎業績インセンティブをサードクルーにも還元する仕組みの導入
◎「働き方改革project」のスタート ~ワーク・ライフ・バランスへの取組み~