パートタイム労働者の活躍推進の取組を発信(宣言)

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2015年11月25日公開

平成27年度「パートタイム労働者活躍推進企業表彰」
奨励賞(雇用均等・児童家庭局長奨励賞)

受賞メダル

8割を占める学生の中長期的成長を支援。 「従業員満足」を起点に、「顧客満足」「ビジネス拡大」の3つのALL-WINを実現! 株式会社エー・ピーカンパニー

パートタイム労働者の職務内容

居酒屋「塚田農場」「四十八(よんぱち)漁場」などにおける接客業務、調理業務。

接客・調理を通して、地方の1次産業の生産者と、都会の消費者をつなぐ大切な役割を果たしています。これは、エー・ピーカンパニーが推進する6次産業化ビジネスモデルを実現する最前線に当たる大変重要な役割です。

現在4,000人弱のパートタイム労働者が従事しており、彼ら彼女らの取り組みこそが、リピート率55%を誇る接客実現の原動力です。

取組の背景

《最前線はパートタイム労働者》

エー・ピーカンパニーの主力事業は居酒屋「塚田農場」「四十八(よんぱち)漁場」の運営です。

居酒屋での接客サービスの質は、サービスを提供する人物によって決まると考えています。そのためには絶え間ない接客スキルの向上、平準化が欠かせません。
そこで、人物本位で従業員満足を重視したパートタイム労働者の活躍推進に取り組んでいます。

《社会からお預かりしているパートタイム労働者への社会的投資》

エー・ピーカンパニーのパートタイム労働者の7割は学生が占めています。
私たちは、彼ら彼女らを、社会からお預かりしている人的資源と捉えています。

これから社会に出ていく彼ら彼女らに仕事のやりがいを感じてもらい、確かな就業感を育んでいくこと。これは、サービス業としてパートタイム労働者に依存をしている以上、当たり前の社会的投資であると考えながら取り組んでいます。

《参考:当社のビジネスモデル》

エー・ピーカンパニーでは、6次産業化ビジネスを行っています。
「6次産業」とは、生産(1次産業)から流通(2次産業)、販売(3次産業)を全て自社で行うことです。

地方の現地社員や契約養鶏場、契約漁師、契約農家の方々が生産した食材を直接買い付けます。その加工・流通も自社中心に実施、直接都市部の居酒屋にて消費者に提供しています。

これはアパレルなどで行われているSPA(製造小売業)と同じ概念であり、エー・ピーカンパニーでは、『生販直結』という6次産業化ビジネスモデルと定義しています。

中間流通を排することで消費者、生産者には以下のような価値を提供しています。

[消費者] 新鮮な食材を十二分に活かした料理を、安い値段で堪能できます。
[生産者] 適正な評価を受け、適切な価格で出荷できるため1次産業に専念できます。

パートタイム労働者は、消費者に生産物の価値を適切に伝えることで、生産者が適正な評価を受けるようにする価値付けという大変重要な部分を担っています。

取組分野

  • 教育訓練等の能力開発
  • 人事評価・キャリアアップ
  • 正社員転換推進措置
  • 職場のコミュニケーション等

取組内容(取組分野で選択した分野について記載)

《教育訓練等の能力開発》

・パートタイム労働者の中長期的な成長を後押しする教育を最重要視。
(取組方針は、自発的に考える環境を用意することに専念、教えない教育の体現)

・基礎的な研修は主に4種類
(全社的な戦略から現場での施策レベルに至るまで用意)

・「至誠塾」     仕事に対する取り組み方や姿勢など、人間性に対する教育。
・「うるるん滞在記」 1次産業現場への訪問体験を社員が語り、理念を共有、ミッション理解を促進。
・「鳥耕作」     マーケティング的な視点から、リピート戦略の重要性を伝達。
・「仮装大賞」    サービスサイエンスを取り入れ、接客サービスを科学的な観点から説明。

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《人事評価・キャリアアップ》

・従業員満足度を重視した人材育成の実施。
(報酬を金銭的(経済的)報酬と、やりがいなどの心理的(精神的)報酬という2つの側面から還元)

・接客に優れたパートタイム労働者の選抜制度の運用。
(評価基準が異なる2段階に分かれることで、違う視点から選抜可能)

・学生パートタイム労働者に対する就職活動に向けた支援の用意。
(大学3年生対象の毎月実施の就活支援のセミナー「ツカラボ」、個別面談などのキャリアセンターの運営、協賛企業による特別選考機会の提供など)

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《正社員転換推進措置》

パートタイム労働者のライフステージに応じた複数の正社員転換制度を構築。
(学生には新卒採用、フリーターには中途採用にて実施)

・自発的に正社員を目指せる環境を用意。
(新卒、中途ともパートタイム労働者向け限定説明会を実施)

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《職場のコミュニケーション等》

[店舗内・店舗間でのコミュニケーション]

・店舗ミーティング、個別面談によるコミュニケーションの円滑化、トラブルの未然防止の徹底。
・360度評価による、匿名かつ複数人のパートタイム労働者による社員評価への参加。
・社内イントラネット上での接客アイデアの共有。

[1次産業現場とのコミュニケーション]

・1次産業の生産者と触れ合う「AP万博」の実施。
・社内SNS上での1次産業現場の現地社員、契約生産者との交流。

[本社とのコミュニケーション]

・新企画コンテストへのパートタイム労働者の参画。
・本社主催の年1回のパートタイム労働者向け感謝イベント「AP感謝祭」の実施。

工夫した点・苦労した点

《工夫した点》

20歳前後の大学生が多いパートタイム労働者に、
いかに仕事のやりがいを感じてもらい、自主的に取り組んでもらうかという点。

《苦労した点》

短期的な効果が見えない中で、負担がかかるイベント運営を実施するなど、
自分たちの取組を信じて地道に取り組むしかなかった点。

取組の成果・課題

《成果》

[パートタイム労働者への高い評価]

・「コミュニケーション能力が高く、ホスピタリティ精神あふれたパートタイム労働者による接客」への評価。
(2013年度の経済産業省主催、第1回「おもてなし経営企業選」への選定など)

・居酒屋「塚田農場」「四十八(よんぱち)漁場」への消費者への支持。
(8期連続増収増益、落ちないリピート率)

・パートタイム労働者の内定率。
(大手民間就職支援会社の発表した就職内定率のほぼ2倍(15年7月1日時点))

[パートタイム労働者からの高い評価]

・パートタイム労働者から入社率。
(中途入社の30%強、新卒入社の10%強)

・パートタイム労働者への教育も、メディアに度々取り上げて頂いています。

《課題》

[社内の課題]

150店舗を超えた中でのパートタイム労働者のより一層のレベル向上。

[社外の課題]

エー・ピーカンパニーで行っている様々なイベントや取組の認知拡大、理解促進。
(アルバイトを探している方に知ってもらい、魅力に感じてもら得るよう広報宣伝に取り組みます)

今後の取組方針

[社内での取組]

パートタイム労働者教育のさらなる仕組み化。

また、パートタイム労働者を探している方にとって、魅力のある職場づくりに取り組んでまいります。
(パートタイム労働者同士のネットワーク化など)

[社外での取組]

パートタイム労働者の十分な確保。
(エー・ピーカンパニーの6次産業化モデル自体の求職者へのブランディングとしての活用を進めます)