パートタイム労働者の活躍推進の取組を発信(宣言)

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2015年11月09日公開

平成27年度「パートタイム労働者活躍推進企業表彰」
奨励賞(雇用均等・児童家庭局長奨励賞)

受賞メダル

従業員が笑顔で、楽しく、活き活きと働ける会社を実現する。 株式会社 大阪屋ショップ

パートタイム労働者の職務内容

商品陳列・加工、売場作り、商品発注、商品管理、接客・販売、レジ精算業務等に従事。
役職登用された者は、部門責任者として部門の売上管理、人材育成等のマネジメント全般を担う。

取組の背景

より地域に根ざした店舗づくりをするには、フレンド社員(=当社のパートタイム労働者の呼称)の成長・活躍が不可欠であると考え、業務内容の明確化や目標の共有化、また、キャリアアップのための研修・資格取得や適切な評価を行えるよう、フレンド社員人事制度を導入した。これにより、会社のさらなる成長とともに、全従業員が活き活きと楽しく働ける職場づくりと、従業員の豊かな暮らしの実現を図る。

取組分野

  • 労働条件の明示・説明
  • 賃金
  • 教育訓練等の能力開発
  • 人事評価・キャリアアップ
  • 正社員転換推進措置
  • 福利厚生・安全衛生
  • ワーク・ライフ・バランス
  • 職場のコミュニケーション等

取組内容(取組分野で選択した分野について記載)

【労働条件の明示・説明】
1. 入社時手続きおよび説明
・雇用期間、雇用時間、休日、週勤日数、休憩時間、休暇、社会保険等加入の有無、賃金、昇給・賞与・退職金の有無、福利厚生、契約更新の有無等、通勤手当等、労働条件を文書、口頭で伝えたうえで、雇用契約を締結。
・社名の由来、経営理念の内容・真意、規則・ルールを理解・共有することで、全従業員が、同じ気持ちで店作りに参加できるよう、経営理念、就業規則、社員手帳(会社ルールブック)を説明。また、コミュニケーションの基本の理解も図っている。
・求める役割、昇給・手当の付与等、「豊かな暮らしの実現」の制度として、「フレンド社員人事制度」について入社時に説明。

【賃金】
1. 人事考課制度 (平成26年7月より運用開始)
・人事考課により仕事ぶりを評価し、昇給に反映。昇給は年1回、原則4月契約更新時。

【教育訓練等の能力開発・人事評価・キャリアアップ】           
1. 技能資格取得研修、ならびにOJT(平成26年7月より運用開始)
・精肉部門、惣菜部門、青果部門、鮮魚部門、レジ部門(平成28年導入予定)を対象とし、技能審査合格者には技能資格手当を付与。

2. 役職資格取得研修、ならびにOJT(平成26年7月より運用開始)
・全部門を対象とし、技能審査合格者には役職手当を付与。(役職登用もあり)

3. 教育訓練
・部門別OJTを実施。計画的、且つ、都度、必要に応じて繰り返し行う。

4. 入社時研修
・「あいさつ」と「相手の立場に立った行動」を商いの基本として、接客応対研修(実践教育)を実施。
・部門の特徴、部門運営ルール等を説明し、「部門の役割理解」「業務遂行レベルの標準化・均質化」「労働災害のない安全・安心な業務遂行」を図るため、部門別研修を実施。  

5. 社内接客コンテスト「大阪屋ショップ杯」(平成19年より運用開始)
・レジ応対部門、接客応対部門にわかれ、店長職・学生アルバイトを除く全店舗従業員を対象とし、毎年実施している。「心の教育=おもてなしの心」がいかに「行動に転嫁」されているか、その年の全社共通の課題に対してどの様に改善に取り組んでいるのか、日ごろの取組の成果をコンテストで発表し、全社的にさらなる飛躍を図る。

6. 社内セミナー
・「あいさつ」と「相手の立場に立った行動」を商いの基本としての「心の教育」を行うとともに、従業員の取組み発表・表彰の機会を通して、モチベーションアップと取組みの全社的共有を図っている。各セミナーでの発表テーマは「お客様のために、仲間のために、日頃からどんなことを心掛け、どんな行動をしているのか。また、その行動で何が変わり、どんな成果を上げているのか。」
①全体セミナー(対象:学生アルバイトを除く全従業員)
②チーフセミナー(対象:正社員・フレンド社員のチーフ職である者)
 その他、各種セミナーを都度計画し、実施している。

7. スマイルワンプロジェクト
・当社の経営理念である「感謝の商い」を実践し、日本一の気配り接客を実現することを目標としたプロジェクト。各店舗でプロジェクトチームをつくり、「あいさつ」や「接客応対」など各店取組内容を決め、全従業員が意見を出し合いながら、顧客満足を追求する。

【正社員転換推進措置】 
1. 正社員登用制度(昭和42年12月創業当初より運用)
・本人希望および店長推薦による正社員転換を行っている。毎年10名以上のフレンド社員が正社員として登用され、活躍している。

【福利厚生・安全衛生】
1. 従業員買物優遇制度
・当社の買物ポイントは、通常100円(税抜)に対し1Pを付与しているが、従業員は100円(税抜)に対し3倍の3Pを付与。(ポイントデーで3倍以上の倍率の場合は、その倍率となる)

2. リスクアセスメント、ヒヤリ・ハット対策、メンタルヘルスケア(平成25年7月導入)
・労働災害、心の病気の未然防止で、安全・安心な職場環境づくりを目指す。

【ワークライフバランス】
1. 仕事と育児・介護の両立支援制度の適用・周知 
・全従業員が集う各店の食堂に各制度・窓口担当者・連絡先等の一覧を掲示し、楽しく働きやすい環境作りに取り組んでいる。
・育児休業取得率100%。出産・育児での退職者「0」継続中。育児休業取得者の短時間勤務取得実績多数。(介護休暇については現在該当者なし)

2. 年次有給休暇取得率向上
・有給日数の明示や申請手続きについての説明を再度行うなど、有給休暇の認識を広めた。昨年度7月期より、フレンド社員の有給休暇取得日数は約8.5倍増加している。

3. 高齢者雇用の促進・継続雇用の促進(フレンド社員の定年なし)
・フレンド社員数1680名の内、60歳以上が842名(50.1%) ※最高齢者80歳

4. 障害者雇用の促進
・平成27年7月現在、障害を持つ方が40名在籍。それぞれ活躍できる場を見極め、適材適所にて人材配置を行っている。長年勤務されている方も多数。平成25年に厚生労働大臣表彰受賞。

【職場のコミュニケーション】
1. 社長、専務取締役、地区長(スーパーバイザー)による店舗巡回等でのコミュニケーション作り
・週1~2回の頻度で社長、専務、地区長が巡回を行い、声掛けならびに朝礼に参加する。
・従業員とコミュニケーションをとりながら意見の吸い上げを行い、各店店長に店舗の改善点を指示する。また、売場・接客応対をお客様目線で捉え、従業員指導に当たる。

2. 店舗におけるコミュニケーション作り
・店長による毎朝の部門巡回・声掛け
・従業員相互の毎日のあいさつ
・店舗朝礼・部門朝礼(店長・チーフ :毎日)
・都度、必要に応じての店長・各部門チーフによるフレンド社員への声掛け
・都度、必要に応じてフレンド社員からの相談対応(店長)
・人事考課終了後・契約更新時のフィードバック面談(店長)
・資格認定希望確認時、ならびに推薦時における面談(店長)
・資格認定研修における面談(トレーナー:月1回)
・OJT時におけるコミュニケーション(チーフ)

3. 社内報によるコミュニケーション作り(原則、年3回の発刊)
・社長、専務が、店作りやお客様に対する考えや現況情報等を発信し、また、各店舗・部門での取組等の紹介など、全従業員間での共有ツールとしている。

工夫した点・苦労した点

【工夫した点】
・全従業員が共通の課題および目標を周知・理解でき、また、取組を発表できるような場を増やした。
・フレンド社員からの意見を取り入れ、現場の実態等を考慮しながら研修内容を決定している。

【苦労した点】
・制度等の説明が不十分であり、周知徹底ができていない。
・キャリアアップに対してフレンド社員の意識に差がある。
・取組を始めたばかりであるため、教育・評価を行う店長・チーフの目線合わせが不十分である。

取組の成果・課題

【取組の成果】
技能資格第1回(平成27年6月実施分)審査実績
・技能資格2級 合格者20名 

役職資格第1回(平成26年11月実施分)審査実績
・役職資格2級 合格者43名
・役職資格1級 合格者2名 ⇒チーフおよびサブチーフに登用    

社内接客コンテスト「大阪屋ショップ杯」フレンド社員全店大会出場実績    
・平成26年度…全37名出場。内、フレンド社員11名。
⇒入賞:レジ応対部門:3位 接客応対部門:優勝、気配り賞
・平成27年度…全36名出場。内、フレンド社員16名。
⇒入賞:レジ応対部門:優勝、スピード賞 接客応対部門:優勝、3位 

社内セミナー表彰実績
・平成26年度 表彰者16名                 

正社員登用実績 
・平成26年 10名転換
・平成27年7月現在 3名転換 ※以降転換予定者あり

【取組の課題】
・制度等の周知徹底を行い、働きやすい環境整備に務める。
・フレンド社員の意識を高め、資格取得者の増加および役職登用し活躍していただける人材を育成する。
・店長・チーフの目線合わせを行い、適切な教育・評価ができるようにする。

今後の取組方針

現在の取組をメンテナンスしながら継続し、より一層全従業員が活き活きと楽しく働ける職場づくりと、豊かな暮らしの実現を図る。また、フレンド社員の意見も広く取り入れながら、豊かな食生活を通じ地域社会に貢献する企業ならびに店舗づくりを目指す。