パートタイム労働者の活躍推進の取組を発信(宣言)

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2015年11月12日公開

平成27年度「パートタイム労働者活躍推進企業表彰」
最優良賞(厚生労働大臣賞)

受賞メダル

新しい考え方を採り入れて新たな価値を生み出すため、多様な働き方が可能なやりがいと魅力ある職場を実現する 株式会社 イトーヨーカ堂

パートタイム労働者の職務内容

衣料品・住まいの品の接客販売、食料品の品出し・製造等

取組の背景

イトーヨーカ堂で働く社員の8割がパートナー社員(パートタイム労働者)であることから、パートナー社員一人ひとりがやりがいを持ち、それぞれの価値観や考え方にあった働き方が出来るよう、2007年に「ステップアップ選択制度」を導入しました。
また、パートナー社員が目標を持ち、主体的に仕事に取り組むことができるよう、「セルフチェック制度」も導入してきました。
このように、「仕事と賃金が連動していない」「頑張ってもキャリアの長いパートナー社員には追いつけない」「コツコツと好きな接客販売をしたいので、責任の重い仕事はしたくない」など、多彩なパートナー社員からの意見に耳を傾け、さまざまな対応を実施してきました。

取組分野

  • 労働条件の明示・説明
  • 賃金
  • 教育訓練等の能力開発
  • 人事評価・キャリアアップ
  • 正社員転換推進措置
  • 福利厚生・安全衛生
  • ワーク・ライフ・バランス
  • 職場のコミュニケーション等

取組内容(取組分野で選択した分野について記載)

【労働条件の明示・説明】
入社時に契約書にて労働条件を文書で明示しているほか、「入社時研修テキスト」「社員のしおり」を用いて、会社概要・人事制度・就業ルール等の説明をしています。

【賃金・人事評価・キャリアアップ】
年2回実施している「セルフチェック制度(※)」の評価をもとに、賃金改定や賞与、ステップアップ(※)、役職登用、準社員・正社員登用など全ての処遇に反映しています。
※セルフチェック制度・・・半年ごとに職務に応じた約20項目の行動指標について自己評価を実施後、上長が評価。評価決定後、上長との面談を通じて次期に向けての課題を確認する。
※ステップアップ選択制度・・・業務遂行能力に応じ、パートナー社員を「レギュラー」「キャリア」「リーダー」の3つに区分。家庭の事情や仕事への価値観に合った働き方が出来るよう、上位区分へのステップアップは「希望しない」という選択も出来る。

【教育訓練等の能力開発】
入社時に研修を実施した後は、配属部門ごとに「販売員の基本教育」を実施。「基礎編」「単品管理編」「知識技術編」の3段階の教育で、基本的なお客様対応から専門技術までを学んでいます。

【正社員転換推進措置】
2007年より、パートナー社員から月給制の1年契約の準社員への登用、準社員から正社員への登用を年1回実施しています。なお、2014年からは準社員から正社員の登用について、登用規模を大幅に拡大しています。
【福利厚生・安全衛生】
殆どの事業場に社員食堂を設置し、会社の補助による低価格の昼食を利用できます。
グループのスケールメリットを活かした社内独自の生命保険・傷病保険等の保険に加入することが出来ます。

【ワーク・ライフ・バランス】
結婚休暇・忌引休暇・看護休暇・介護休暇・育児休暇などの有給の特別休暇の他、育児休業・介護休業が取得可能となっています。

【職場のコミュニケーション等】
各事業場にて1日数回、パートナー社員を対象に「朝礼」を実施し、上長から方針の説明やパートナー社員自身の業務に関する発表などを行っています。
また、パートナー社員同士のコミュニケーションの場としては、職場の管理者と労働組合委員が連携して、年2回程度パートナー社員のみの座談会を実施しています。そこで様々な意見交換やコミュニケーションの拡充を図っています。
更に、全国各地区から選抜されたパートナー社員を労働組合が「パートナー専門委員」に任命しています。会社の人事労務部門と労働組合本部がパートナー社員の労働課題を協議するために、毎月パートナー専門委員が「パートナー専門委員会」にて労働環境改善に向けた意見交換や提言を実施しています。

工夫した点・苦労した点

過去の賃金制度では、経験の長い社員が良い評価、高い賃金となってしまう傾向がありました。また、評価が賃金に大きく反映されることに対する抵抗感の声もありました。そのため、2007年に「ステップアップ選択制度」を導入し、業務遂行能力、職務、役割、スキル、評価が賃金や賞与に反映される、分かりやすく納得感のある制度を導入しました。

取組の成果・課題

「ステップアップ選択制度」の導入により、ステップアップの区分ごとの適正な処遇格差が実現できました。また、制度導入時と比較すると勤続年数が向上しており、一人ひとりがやりがいや働き甲斐・目標をもって働くことが出来るようになったと思っております。

今後の取組方針

今後、仕事についての価値観は更に多様化が進むと考えておりますので、今後は新しい視点での人材ポートフォリオを検討し構築していきます。また、正社員とパートナー社員のボーダーレス化にも対応できるような制度・体制も実現していきます。