人を大事に。 頑張るパートナーを応援しています。
株式会社東邦銀行
パートタイム労働者の職務内容
テラー業務・ロビー業務・内部事務、その他派出・渉外・集金など。
取組の背景
「人を大事にする経営」を目指し、支えあい高めあう企業風土を醸成するとともに、適材適所の考え方に基づいた多様な働き方や仕事と家庭の両立支援に取り組んでいます。
「パートナー」(パートタイム労働者を含む全従業員が一体感を持って働くことを目的として当行ではこの呼称を使っています)についても同様の考え方に沿って、更なるスキルアップおよび各人の活躍支援を強化するため、平成27年3月に「パートナー支援室」を設置しました。現在、パートナーの能力開発と活躍推進の拡大に向け様々な施策を実施しています。
取組分野
- 教育訓練等の能力開発
- 人事評価・キャリアアップ
- 福利厚生・安全衛生
- ワーク・ライフ・バランス
- 職場のコミュニケーション等
取組内容(取組分野で選択した分野について記載)
(1)全パートナーを対象に地域別研修を実施しています。また、自己啓発としての「通信講座」は、正社員同様にパートナーも対象としており、各担当業務に応じた習得を促しています。
(2)半年毎に業績考課を実施し、業務への意欲高揚と責任感向上を図るとともに、嘱託・行員への登用制度も導入しています。また、窓口担当のパートナーには、半年毎の成果に応じ褒賞金を支給しています。さらに、業務での頑張りや良い取組みを積極的に評価する「いいね!リポート」制度を創設し、優れた取組みを行っているパートナーの全店への紹介や表彰を行っています。
(3)以前より60歳定年後65歳までの継続雇用制度を設けていましたが、ベテラン層の活躍機会の拡大として65歳以降70歳までについても、「シニアサポーター」(パートナー)として勤務できるようにしました。
(4)平成26年10月には、事業所内に福島県内の金融機関では初となる保育施設「とうほう・みんなのキッズらんど」を設立し、安心して子どもを預け長期で勤務できる環境が整いました。
(5)担当職務や勤務日数・勤務時間等により複数の勤務体系があり、ライフスタイルに合わせた働き方を選択できるほか、「時間単位の年次有給休暇」・「半日有給休暇」・「短時間勤務」等についても正社員同様に取得できるようにしました。
(6)本部からの伝達事項は、行内イントラネットを使用した配信を毎日行っており、パートナーも正社員同様に随時閲覧し最新の情報を共有しています。また、「TV会議システム」の利用で、遠方の正社員やパートナーに対しても、銀行内の重要事項を速やかに伝達しています。
工夫した点・苦労した点
人事部内に「パートナー支援室」を設置し、「職員総合相談室」とともに気軽に相談しやすい環境づくりに努めています。また、正社員・パートナーからの意見・提案を聴く仕組みとして「東邦 みんなの力」を設け、提案数・採用件数が多かった個人・店舗については表彰を行っています。
取組の成果・課題
嘱託・行員登用制度の周知を行った結果、過去3年間で45名の嘱託への登用を行いました。また、研修による業務取組みへの意識の高まりやCS向上店舗の増加・各種資格試験への受験者の増加傾向がみられます。今後もスキル・キャリアアップへの意識醸成と働きやすい環境づくりのために様々な施策を講じていきます。また、育児に加え、今後増えることが予想される介護従事者についても、全面的に支援していきます。
今後の取組方針
当行において重要な業務を担っているパートナーの役割はますます大きくなってきています。今後もパートナーの活躍に向けた取組みをより充実させ、スキルの高い人材を嘱託・行員へ登用するなど、継続的な支援を行っていきます。