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短時間正社員制度の運用改善

短時間正社員制度を導入しても、制度がしっかりと職場に根付くまでには時間がかかります。制度導入企業の中には、実際に制度を運用する中で、様々な課題に突き当たるケースもあるようです。ここからは、仕事の配分、人事管理(評価、キャリア等)、制度の周知・浸透において、制度導入企業が抱える主な課題に焦点を当て、その対応策について説明します。

下記は、制度の関係者(人事部門、管理職、制度利用者、周囲の社員)別に、制度の運用改善に向けてやるべきことを整理したものです。こうした取組によって制度の運用上の課題を解決し、制度の運用を円滑にすることで、短時間正社員制度がより有益な制度として機能すると考えられます。

下記のような運用上の課題がある企業は、各課題の詳細ページにお進み下さい。

主な運用上の課題と、制度の関係者が制度の運用改善に向けてやるべきこと

区分 No. 主な運用上の課題 制度の関係者が、制度の運用改善に向けてやるべきこと
(1)人事部門 (2)管理職 (3)制度利用者 (4)周囲の社員
仕事の配分 1 時間を短縮しても仕事量や内容が変わらず、制度が形骸化している 関係者に、運用改善に向けてやるべきことを明確に伝え、管理職の職場マネジメントに対して必要な支援を行う 仕事配分を見直し、協力体制を構築する 管理職と、現状の改善に向けた相談を行うとともに、自ら効率的に仕事を進めるよう心掛ける 制度利用者の立場を理解・尊重し、自分の仕事の進め方も見直す
2 補助的・定型的な仕事を割り当てられることが多く、責任ややりがいのある仕事を任せてもらえない 制度利用者に能力や期待する役割に見合った仕事を配分するよう、管理職にアドバイスや支援を行う 先入観にとらわれず、責任ややりがいのある仕事を担当できるように支援する 責任ややりがいのある仕事を任せてもらいたいことを相談するとともに、普段から効率的に仕事を進めるよう心掛ける 制度利用者への協力は、自分にもプラスの面があることを理解し、必要な協力を行う
3 制度利用者から、時にはフルタイム勤務や残業ができるという話があるが、制度の設計・運用上、認めるのが難しい 制度設計を変更するか、運用で認めるか、認めないかを検討の上、認める場合はフルタイム勤務や残業が常態化しないようフォローする 制度利用者の事情やキャリア形成の希望を踏まえた上で、フルタイム勤務や残業が可能な日を計画的に設定し、周囲の社員にも周知する 特定の日や時間帯にフルタイム勤務や残業が可能な場合には、その旨を管理職に相談する 制度利用者の働き方を正しく把握し、必要なフォローを行う
人事管理(評価、キャリア等) 4 短時間正社員というだけで低い評価になり、昇進・昇格が大幅に遅れる 評価の方法や実際の運用が、制度利用者に合理的な理由なく不利になっている場合は改善し、評価の基本的な考え方を管理職に周知・徹底する 評価の考え方を理解した上で、制度利用者と十分なコミュニケーションをとる    
5 短時間正社員制度の利用期間の長期化によって、モチベーションの低下やキャリア形成の遅れが生じる 制度利用者に期待する役割を明示し、管理職や制度利用者と認識の共有を行うとともに、職場全体の働き方の見直し等、フルタイム正社員に復帰しやすい環境を整備する 制度利用者がキャリア・プランについて考える上で必要な情報を提供し、キャリア・プランの実現に向けた支援を行う 制度利用のメリット・デメリット、長期的なキャリア・プランを踏まえて、制度をどのように利用すべきかを考える  
制度の周知・浸透 6 制度利用に対して、周囲の社員や顧客・取引先から理解や協力を得られない 関係者に、運用改善に向けてやるべきことを明確に伝えるとともに、職場全体の働き方の見直しを推進する 職場マネジメントやコミュニケーションの改善を通じて、周囲の社員や顧客・取引先から理解や協力を得る フォローしてくれる周囲の社員の立場や心情に配慮し、短時間勤務の範囲で効率的に仕事を進めるよう心掛ける 制度の趣旨・内容を理解し、制度利用者の立場を理解・尊重する

短時間正社員制度の導入後、仕事の配分や人事管理、制度の周知・浸透など運用改善が必要です。短時間正社員制度の運用改善について対応策等を知りたい方はこちらをご覧ください。

短時間正社員制度の運用改善

このサイトでご説明している、短時間正社員制度の概要や導入手順、運用改善等について、「短時間正社員制度」導入支援マニュアルに記載しております。印刷等の際にご活用ください。

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