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コラム(ようこそ短時間正社員!) 第4話:刺さる上司のひとこと

短時間勤務で対応できない仕事や緊急時のサポートについて職場内で話し合い、クライアントの理解も得られてきたモニー。夏の節電のための残業削減策で、職場の時間管理意識も高まってきたようです。
しかし、その残業削減策の成果に関しての部長のひとことに、ハーモが憤慨しています···

ハーモ

なんなんですかね。S部長のさっきの言い方。
うちの課の残業が、モニー先輩のせいみたいに!
もともと、うちの課を含めて営業部は残業多いじゃないですか。

モニー

この夏は、節電対応で残業削減目標が厳しかったでしょ?
うちの部が目標にあと少しで未達成だったから、カリカリしてるのよ。

ハーモ

それでも、だいぶ減りましたよね、残業。
モニーさんを見習って、夏休み中の子どもと遊ぼうって言って早く帰ったり、有休取る人も出てきたのに。

モニー

でも、まだみんなに負担かけてるみたい。何より堪えたのは、S部長の「となりの部のBさんは、短時間勤務でもみんなとうまくやってるみたいじゃないか。」ってひとことよ。「彼女をロールモデルにしないとな」だって。

ハーモ

となりの部は、もともと残業ほとんどないですからね。気持ちの余裕が全然違いますよ。
うちの部は、僕らの仕事だけじゃなく、厳しいときは、契約社員のLさんやパートのMさんにもムリ言って残ってもらってますからね。それは不満も出ますよ。

モニー

以前から不満はあったけれど、みんな同じ立場だったから、仕方ないって割り切れてた部分があるのよね。
私だけがその輪から抜けちゃったから、ずるいと思われても仕方ないのかもしれないけれど。

ハーモ

いえ僕は、これまで時間を気にせず仕事して、「終わらなければみんなで終わるまで残業すればいいや」って働いてきたのが異常だったって気づけて、よかったと思いますよ。
みんなも、キツイときは、ついモニーさんに嫉妬してしまうけれど、本当に問題なのは何かって、少しずつ気づいてきてると思います。

モニー

それと、Bさんは仲がよいからよく知っているのだけれど、ご実家が近くて、保育園のお迎えは彼女のお母さんが行ってくれてるのよね。だから、定時までいることも結構あるって言ってた。
短時間勤務じゃなくても、なんとかなるのよね、って。

会社としては、やっぱり、そういう人をロールモデルだと思ってるのかな。

ハーモ

でも、先輩みたいに本当に短時間勤務を必要としている人のために制度があるんじゃないですか?そういう人が辞めずにすむことが会社にとってのメリットでしょう?
逆に、フルタイムで働ける人が短時間で働いている方がもったいないと思うけれど。

モニー

そうね。
Bさんは、「所定外労働の免除」がもっとみんなに知られていて、遠慮なく定時ですっきり切り上げられたら、短時間勤務じゃなく、フルタイムで働きたいって言ってたわ。

ハーモ

子育て中の人=短時間勤務みたいに決めつけるのもよくないし、短時間勤務の人以外が、みんなおんなじ働き方をしてて、短時間勤務の人だけが浮いちゃうのもきついですよね。
最近、「ダイバーシティ(多様性)」って言葉をよく聞くけれど、そういうことを言ってるんじゃないのかな。具体的にはよくわからないのだけれど。

nemoさんに聞いてみましょうか。

モニー

そういう質問でもいいのかしら?
でも、答えてくれそうね。

トゥルルルル
「WLB商事のモニーです。色々アドバイスいただいて、仕事はまわるようになってきたのですが、職場の中で、私だけが違う働き方をしていることで、やっぱり浮いてしまっているような気がして。上司も「一人前」と認めてくれていないみたいです。
最近「ダイバーシティ」って言葉を聞きますが、これって、多様性を認めるってことですよね?
単に短時間勤務や在宅勤務などの両立支援制度があるってこととどこが違うんでしょう。」

nemo

こんにちは、急に涼しくなって、体調崩していませんか?nemoです。

ダイバーシティは、「多様性」という意味ですが、企業経営においては、「ダイバーシティマネジメント」と言って、多様性を活かした経営や職場運営を指します。

マーケットの多様化への対応や職場の活性化のために、多様な人材を活用するということで、そのために、企業での働き方を多様化して、これまでの働き方では能力を発揮することが難しかった女性や高齢者や障がいを持った方、外国人なども、働きやすい職場環境をつくることが必要なのです。

短時間勤務や在宅勤務などの制度を導入することもその方策の一つですし、色々な働き方をする人たちをうまくコーディネートして、仕事を効率的に進めることや、公平感を損なわないように仕事を配分したり評価したりすることも重要になってきます。
短時間正社員制度は、モニーさんのように働く人の立場からみれば、ワーク・ライフ・バランスを図るための取組ですが、企業の立場からは多様な人材を活用するダイバーシティマネジメントの取組の一つでもあるわけです。

しかし、短時間勤務の人以外みなさんが同じ働き方をしている職場では、導入当初は、色々な軋轢が生じます。特に、従来の働き方をしている人たちが、自分の働き方と処遇に納得できていない場合はなおさらです。
短時間勤務以外の人も、それぞれのニーズに応じて、フルタイムの中で働き方の選択肢を持てること、そして自分の働き方に納得できることが必要ですし、同じ短時間勤務でも、育児目的だけでなく、介護や自己啓発、傷病復帰、パートの正社員化など様々なニーズを持った人が活用できると、多様性が増して理解も広がります。

まずは、経営トップや管理職が、ダイバーシティマネジメントの必要性を理解し「多様性を認める」ことが大切なのですが、モニーさんの上司のように「フルタイムで働けなければ一人前でない」というのは、そのあたりを理解いただけていないんですね。

ちょうど、来月は、育児目的だけではない多様な短時間正社員を導入している企業の事例を紹介するシンポジウムが、東京と大阪で開催されます。
モニーさんの会社の人事の方や管理職層の方にもぜひご案内ください。
/navi/sympo/

日本の企業にとっては、どこでも始まったばかりと言っていい取組ですから、多くの企業でアレルギー反応が出ています。
モニーさん自身がパイオニアとしてロールモデルになるつもりで、ハッピーな短時間正社員像を作ってください。

ハーモ

やっぱり、他のみんなが自分の仕事に不満を持ってるとうまくいかないんですね。
モニーさんの問題というより、僕らの問題かもしれません。課長にも相談してみます。

モニー

この間職場で話し合ったときも、親の介護とか地域活動とか、子どもの思春期の悩みとか色々な理由で、働き方を見直したいって声も出ていたしね。

ハーモ

色々な働き方をする人がいても、クライアントの対応や、職場内でのコミュニケーションがうまくいって、お互いにサポートしあえるような働き方を考えないといけませんね。

人事にも、育児以外の短時間勤務制度をもっとアピールしてもらうよう提案してみますね。

モニー

なんだか、頼もしくなったわね。ありがとう!
私もロールモデルがいないってグチってないで、自分がロールモデルになる気でがんばるわ。

注:似顔絵はAbi-Stationで作成しました。

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