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株式会社クロスカンパニー

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貴社は、どんな会社ですか?

当社は、主にアパレル衣料品・雑貨の企画・製造・販売を行なう会社です。「earth music&ecology」などのブランドを展開しています。本社は岡山市にあり、東京・東銀座に本部を設置しています。「earth music&ecology」をはじめ、国内で約900店舗を展開しています。

従業員数は2567名(2014年1月末時点)です。

短時間正社員制度の導入・実施状況は?

フルタイム正社員を対象として短時間勤務制度(キッズ短時間・短時間勤務制度)と、定められた雇用時間で正社員として契約する短時間正社員制度(4時間・6時間)を導入しています。

フルタイム正社員を対象とした短時間勤務制度には、育児目的で1日4時間勤務が可能な「キッズ短時間」と、結婚・妊娠・産前・育児・介護・傷病目的で1日6時間勤務となる「短時間勤務制度」の2種類があります。

両制度の利用者は417名(2015年7月時点)です。月単位で制度利用の申請を認めているため、利用者数は毎月変動します。

制度を導入した背景や経緯は?

女性従業員の割合が90%以上という女性が主力の会社であり、設立当初から、社員の声を聞きながら女性社員の活躍支援のための取組を随時拡大してきました。制度の大枠が見えてきたのは2007年頃で、当初は結婚、妊娠・出産、育児を目的とした制度の整備が先行し、その後、介護・傷病事由への対応が導入されました。短時間勤務については、女性社員が長く働き続けることが出来る仕組みとして導入し、順次、対象層や選択できる時間を拡大してきました。

子どもが小さな時期だけでなく、ある程度大きくなっても子の帰宅時には家にいたいという女性社員の声を聞く中で、法定の6時間勤務よりも短い4時間勤務を、子どもが10才まで利用可能とする制度にしました。また、6時間の短時間勤務については、制度利用の事由も大幅に拡大しました。

退職者から、フルタイム勤務でなければ勤め続けられた・勤め続けたかったという声が寄せられたことも、制度の導入・拡充の理由です。日本では、育児中などはパート・アルバイトで働くことが多いイメージがありますが、将来的なキャリアアップのために、正社員として働き続けたいというニーズがあるのではないかと、2011年5月に社長が人事部に検討を指示しました。

勤務時間は、検討当初から6時間・4時間の両方で検討していました。従来のキッズ時短制度で4時間を選択している社員にヒアリングを行った結果、子どもが2人いる場合は6時間勤務は難しいという意見があったためです。

制度の概要を教えてください。

※①フルタイム正社員の短時間勤務制度(キッズ短時間・短時間勤務制度)、②新短時間正社員制度、に分けて記載しています。
①フルタイム正社員の短時間勤務制度(キッズ短時間・短時間勤務制度)

(1)対象者は?(就業形態、役職等)
・フルタイムで採用された正社員が対象であり、管理職も対象です。
・目的毎に、制度利用に必要な正社員としての勤務年数が異なります。
妊娠・産前:勤務3年以上
育   児:勤務1年以上、所定労働日が2日以上
結   婚:3年以上
介   護:勤務1年以上
傷   病:3年以上

(2)利用目的は?
・キッズ短時間:育児
・短時間勤務制度:結婚・妊娠/産前・育児・介護・傷病

(3)勤務時間や日数は?
・キッズ短時間:4時間勤務
・短時間勤務制度:6時間勤務
・短日勤務は設定していません。

(4)短時間正社員として就業可能な期間は?
・キッズ短時間:10歳まで
・短時間勤務制度:年数制限は設けていません。

(5)賃金や評価はどのようにしていますか?
・賞与:キッズ短時間、短時間勤務制度いずれも賞与が支給されています。
・評価:個人予算等も設けていないため、基本的にフルタイム勤務者と変わりありません。

②新短時間正社員制度

(1)対象者は?(就業形態、役職等)
・短時間正社員として新たに採用する社員です。
・なお、従来の正社員が、新短時間正社員を選択する場合は、一旦退職し、新たな正社員枠へ乗り換えることが必要となります。従来のキッズ短時間や短時間勤務制度では十分でないと考える社員が、この新制度への乗り換えを選択することが考えられます。

(2)利用目的は?
・利用目的に制限は設けていませんが、実態は、結婚、育児、介護などの目的での利用が多いようです。

(3)勤務時間や日数は?
・4時間または6時間から選択できます。
・短日勤務は設定していません。

(4)短時間正社員として就業可能な期間は?
・年数制限は設けていません。

(5)賃金や評価はどのようにしていますか?
・勤務条件:①就業規則の適用、②期間の定めのない労働契約の締結、③基本給、賞与の算定方法はフルタイム正社員と同様、④休暇、休日もフルタイム正社員と同様です。
・手続:新短時間勤務制度では、フルタイム勤務に戻る場合には、コース転換の手続きが必要となります(従来の短時間勤務制度では、本人が希望すれば戻ることが可能)。
・賃金:転換した場合の賃金は新規採用扱いとなるので、中途採用と同様、個々人により様々です。新卒に近い水準になる場合もあります。
・評価:従来の短時間勤務制度と同様です。

制度導入でどんな効果やメリットがありましたか?

新短時間正社員制度の導入前より、採用者数が増加しています。制度を知って応募する人も増えているようです。

短時間勤務でも、正社員として雇用しているため、安定して働くことができ、接客等への意欲も高いと感じています。

制度についての今後の方針やお考えは?

引き続き、女性が長期継続勤務するために必要な取組を、社内で継続的に検討しています。今後も、女性が長く働く上でネックとなる部分をさらに取り除いていきたいと考えています。

短時間正社員制度の課題は?

同一部署で、制度利用者が複数名生じた場合、どのように適切な配置を行っていくかが課題と考えています。特に、シフト勤務の場合、早番・遅番の調整で、保育園の送り迎えの時間等とマッチするためのシフト調整が課題となっています。

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