ここから本文です

キャリアアップ事例

キャリアアップに成功した方々を紹介します。
自分の希望の働き方について、キャリアアップを目指しましょう

京都中央信用金庫
定金 ゆかりさん(八条口支店)

定金 ゆかりさん

お客様との信頼関係を築くため、
さらなるスキルアップを目指す。

会社データ(2015年9月現在)
【事業内容】金融業
【従業員の内訳】正職員2,740名、パートタイマー282名

キャリアアップ~STORY

育児のために一旦退職するも、「また働きたい」

大学卒業後、新卒で京都中央信用金庫に入社した定金ゆかりさん。入社後はテラー(窓口)を2年、後方事務を通算で8年以上担当し、金融機関の仕事を着実に身につけていきます。その間、結婚や出産というライフイベントを経験しました。当時は「入社して4~5年で寿退職」という人も多い時代でしたが、「同じ支店に育休をとって復帰している人がいたし、仕事は続けたかったので、自分もやれるところまで頑張ろうと思って」という理由で、仕事を継続します。

そんな定金さんに転機が訪れたのが1996年、第一子の小学校入学の前でした。「このまま仕事を続けられるだろうか。小学校は保育園と違って帰りも早いし、学校行事も多く、もし仕事を続けるなら、子どもより先に家を出て、子どもより後に帰る生活になる。それがとても心配でした。」悩んだ末に、定金さんは10年8ヶ月勤めた同金庫の退職を決意します。「後から考えると、『辞めなくてもよかったかな』と思ったこともありますが、この時はこれがベストな選択だと思いました。」

退職後は、専業主婦として2人の子ども達との時間を大切に過ごしました。しかし、第二子が保育園に入った頃、定金さんの心の中で「また働きたい」という気持ちが大きくなっていました。「下の子が保育園に入って、だいぶ子どもたちの手が離れてきました。手が離れてくると、社会との関わりが薄い自分がだんだん不安になって。『やっぱり仕事をして社会との接点を持ちたいな』と思うようになりました。」

退職から4年後の2000年、「再度働くなら、以前身につけたスキルを活かしたい、慣れた職場で働きたい」と考え、定金さんは、4年前まで勤めていた同金庫に、今度はパートタイマーとして復職することになりました。勤務時間は9時から15時まで、保育園の送り迎えに支障のない範囲としました。復職前は「だいぶ手が離れたとはいえ、子どもの急な発熱などで休んで迷惑をかけるのでは」という心配もありましたが、職場のメンバーが暖かく見守ってくれる環境で、安心して子育てと仕事を両立することができました。

仕事の内容は、以前と同じ後方事務。復職してみると、仕事の流れは大きく変わらないものの、細かな作業手順や規定、システムなどが変わっており、4年のブランクを埋めるのに少し時間がかかったといいます。ブランクを埋めるため、自分で規定集を読んだりして、努力しました。その甲斐もあって仕事にもすぐに慣れた定金さんは、以前身につけたスキルを活かしつつ、育児と両立しながら順調に仕事を続けました。

自然な流れの中で正職員への転換を希望

同金庫のパートタイマーには、「短期パート」「長期パート」「上級パート」の3区分があります。短期パートは社会保険に加入しない働き方で、復職当時の定金さんはこの短期パートでした。その後、お子さんが大きくなるに従って、ほぼフルタイムで働く「長期パート」に転換します。そして2009年、①人事評価が一定以上であること、②長期パートとして3年以上継続して契約を更新していること、③所属長の推薦があること、の3点の要件を満たした定金さんは、上級パートに登用されます。

そして、上級パートとして活躍していた定金さんに、正職員への転換の話が持ち上がりました。同金庫ではパートタイマーから正職員への転換制度を2008年に導入しましたが、その頃、定金さんはまだその制度についてよく知らなかったといいます。「ある時、上司との面談の機会があって『正職員になる意向はないか』と聞かれました。そのような制度があることは初めて知りましたが、その時に『なりたいです』と意思表示をしました。いずれは正職員に戻りたいと思っていましたし、窓口にいらっしゃるお客様から見れば、正職員もパートタイマーも同じ。正職員への転換を希望したのは自然な流れでした。」

正職員へ転換するためには、①人事評価が一定以上であること、②上級パートとして2年以上勤続していること、③正職員と同様の勤務時間、配置転換に対応できること、④一定の資格(銀行業務検定、FP検定等)を3科目以上取得していること、⑤所属長の推薦があること、という要件を全て満たし、面接試験に合格する必要があります。

定金さんは育児・家事と仕事とを両立しながら、さらに勉強時間を捻出して正職員転換に必要な資格を習得しました。「当時は転換制度のことは知らなかったので、正職員になるためというよりは、自発的に勉強して取得しました。支店の他の職員はみんな同じように勉強して資格をとっているので、『自分も』と思って。勉強時間の確保は大変でしたが、仕事から帰って家事を全て済ませた後、寝る前の時間に少しずつ勉強していました。」

お客様のため、勉強を続けていきたい

定金さんの地道な努力が実を結び、正職員転換の話があった時には、既に転換に必要な資格を取得していました。そして2011年、正職員となることができました。

現在は、後方事務を担当していますが、テラー(窓口)担当ではないにも関わらず、「定金さんに相談したい」と来店されるお客様もおられ、そのお客様のお話をよく聞いて、ご希望に沿う形で対応出来た時は特にやりがいを感じると、定金さんは言います。一方、お電話でのご相談では、対面とは違ってなかなか上手く説明が伝わらない時もあり、対応の難しさを痛感しています。

今後の目標は、簿記3級の取得。他にも勉強すべきこと、取得すべき資格はたくさんあるそうです。「お客様は色んなことをご存知だし、当庫が扱う商品も投資信託、年金、保険など多岐にわたっています。3割説明するためには、残りの7割についても理解していなければ、お客様の信頼を得ることは難しい。今後もお客様に信頼していただくため、勉強を続けていきたいと思っています。」

これまで、雇用形態を変えながら働いてきましたが、「お客様のために」という定金さんの軸は揺らぎません。正職員になった今も、新たな目標に向かって勉強の日々を過ごしています。

ページの先頭に戻る