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キャリアアップ事例

キャリアアップに成功した方々を紹介します。
自分の希望の働き方について、キャリアアップを目指しましょう

社会福祉法人恩賜財団済生会支部福井県済生会病院
菅原 真由美さん(助産師・看護師)

菅原 真由美さん

新しい知識を吸収し、「次」へ挑戦。
仕事の幅を広げていく。

会社データ(2015年9月現在)
【事業内容】医療、福祉
【従業員の内訳】職員総数1,235名(うちパート80名)

キャリアアップ~STORY

上司からの声掛けを機に、助産師資格も取得

現在、女性診療センターで外来の助産師として活躍する菅原さんは、「新しいことに挑戦したい」気持ちが強く、これまでに様々な経験を積んできました。

看護学校を卒業後、1988年から病棟勤務の新人看護師として毎日忙しく働いていた菅原さん。2年が経過する頃に上司から「この病院には助産師がいないので、助産師資格を取るための学校に通ってみませんか」と声が掛かります。それに対し菅原さんは、「仕事の幅を広げたかったので、素直にやってみたい」と思い、迷いもなく「はい」と即答しました。

同じように声が掛かった同僚とともに、病院を1年間休職して学校に通い、助産師資格を取得。助産師として復職します。

復職後、菅原さんともう一人の助産師は学校で習ったスキルを発揮しようとがむしゃらになり、ほぼ毎日、病院に寝泊まりしながら働きました。「仕事は大変だったけれど、赤ちゃんが産まれたときは感動したし、赤ちゃんやお母さんと触れ合えることが何よりも楽しかった。医師もフォローしてくれたので、不安はありませんでした。」

翌年からは助産師も徐々に増え、少しゆとりを持ちながら仕事を進めることができるようになるとともに、リーダー的役割を果たすようにもなります。「医療の現場は緊張感がありますが、そのなかでも和やかな雰囲気を、忙しいからこそ、やわらかな雰囲気をつくることを心がけていました。そのため、積極的にコミュニケーションをとることはもちろんですが、話をするときには“上から目線”ではなく平等にすること、笑顔を絶やさないことを徹底しました。」

また、関連する専門誌を読んだり、助産師の学会に年に2~3回参加したり、さらには、興味がある研修があれば休暇を利用して積極的に受講するなど、助産師としてのスキルアップを図るための努力も惜しみませんでした。

家庭の事情で退職するも、助産師として再び働きたい

患者様に接することができる時間が限られているからこそ、やわらかく、優しく、笑顔」でいることを忘れずに。

助産師の仕事に大きなやりがいを感じているなか、1996年に結婚するなど、菅原さんはプライベートも充実させます。しかし、家族からは「結婚を機に仕事は辞めてほしい」と言われたそうです。

「仕事が大好きで、どうしても辞めたくなかった」菅原さんは、家族を説得し、これまでと同様に夜勤も担当しながら働き続けました。延ばし延ばしで2年間が経過した1998年、家族に「そろそろ・・・」と頼まれ、「もっとやりたいのに」と後ろ髪を引かれる思いで退職しました。

それから約10年間、育児に専念して過ごします。「子供が成長しても、復職することは無理だろう」と考え、「助産師に関連する専門誌を読むこともしませんでした。」

とはいえ、心の奥底では助産師の仕事に戻りたいと考えていたからでしょう。育児が一段落した頃に「また仕事をしたい」と思うようになり、一念発起。家族に相談します。その結果、「家庭に差し障りがない範囲内であれば」との条件付きOKを得ることができました。

その後すぐ、菅原さんは就職活動を開始。かつての上司に連絡を取り、面接を予約します(同病院では、退職者から「再就職したい」との電話連絡を受け、面接を実施する事例が数多くあります)。面接では、勤務時間は「1日4時間×週4日」、産科外来の助産師として働きたい旨を伝えました。

積極的に新しい知識を吸収

再就職が決まってから入職するまでの期間は、約1週間。助産師としての最新技術や知識を学ぶ時間は取れませんでした。しかし、入職前後に担当部署の師長からのオリエンテーションがあったり、かつての上司や同僚から職場に関しての情報を収集したりすることはできたため、スムーズに仕事をスタートさせることができました。

ただ1点、どうしてもとまどったことがあります。それは「電子カルテ」です。以前は「手書きのカルテ」であったこと、また、パソコン操作に慣れていないことなどから、「ついていくのが本当に大変で、苦戦の連続でした。現在も年下の助産師に教わることがあります。」

しかし、専門誌を読んだり、同僚に現場でいろいろと教わったりすることで、2か月程度が経過した頃には仕事が軌道に乗り始めたと言います。

2013年には「妊婦に関わらず、様々な女性を診たい」との理由から女性診療センターに異動希望を出し、主に婦人科・乳腺科・泌尿器科の外来診察を担当することになりました。これまでとは異なる診療科であるため、新しい知識を身につけることが必要ですが、“家庭に差し障りがない範囲内”の時間では、遠方で実施されることが多い学会に行く時間はなかなか取れません。そのため、専門誌を読むことはもちろん、院内研修・講演会に積極的に参加しています。勤務時間外のために参加できない場合は、病院が提供しているe-ラーニングを利用して自宅で勉強しています。

また、パートタイム勤務であるために、以前よりも特に時間を意識するようになったそうです。「予約の患者様に対する処置は予習しておく」「翌日の処置の準備を、前日までに済ませておく」ことを徹底し、引継ぎを確実に行うよう、心がけています。

「これまでは産科のことしか知りませんでしたが、女性診療センターで働くようになってから様々な学びがあります。すばやく適応することは難しいと感じることもありますが、毎回の仕事が楽しいです。ゆっくりでもよいのであれば、産科・婦人科・泌尿器科以外の診察科も担当してみたいと思うようになりました」と話す菅原さんは、「患者様が喜んでくれたり、笑顔になってくれたりするのが一番嬉しい」のだそうです。これからも1日4時間勤務のまま、「その時間内でできること・今までに経験していないこと」に精一杯取り組んでいくと心に決めています。

応援メッセージ

仕事に没頭するだけではなく、好きなことをしたり、ただゆっくり寝たりする、「自分の時間」を持つことが何より大切だと考えています。そのような時間を有効活用し、心に余裕がうまれれば、仕事を楽しむことができるようになります。

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