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キャリアアップ事例

キャリアアップに成功した方々を紹介します。
自分の希望の働き方について、キャリアアップを目指しましょう

株式会社やさしい手
青木 愛さん(五本木訪問介護事業所/事務、訪問介護ヘルパー)

青木 愛さん

小さな工夫を積み重ねて、業務を円滑に!
職場になくてはならない存在へ。

会社データ(2015年6月現在)
【事業内容】介護業
【従業員の内訳】社員数5,559人(常勤1,028人 非常勤4,531人)

青木 愛さんの年表

キャリアアップ~STORY

偶然だった介護との出会い

現在、株式会社やさしい手五本木訪問介護事業所で働く青木愛さんは、事務を担当するほか、訪問介護ヘルパーとしても働いています。もともと医療関係の仕事に興味のあった青木さんですが、介護との出会いは偶然のものでした。

普段の青木さんは舞台女優として活動しています。そのため、舞台の公演期間は稽古に専念し、各公演のインターバルに短期集中型で働きたいと考えています。そして2013年、事務を担当する派遣社員としてやさしい手の本社で勤務を開始しました。派遣社員としての3か月は、週4日はフルタイムで働き、もう1日は舞台関係の仕事をするため少し早退をするというタイトなスケジュールをこなしていました。契約期間が終わるころ、本社で仲良くなった従業員に五本木事業所での仕事を持ちかけられます。

ほどなくして、青木さんは五本木事業所でアルバイトとして週4日の勤務を開始。主な仕事は「コーディネート」でした。コーディネートとは、訪問介護の利用者やそのご家族からの電話を受けたり、訪問介護ヘルパーのシフト調整等を行ったりする業務のことをいいます。青木さんは、利用者情報が記載してある書類と、サービス提供責任者から聴いた利用者の様子をもとにコーディネートに励んでいました。訪問介護ヘルパーとして働くためには介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)を修了していなければなりませんが、当時はこれを修了していなかったので、利用者のお宅に訪問することはできません。そのため、事業所に自分しかいないときに、利用者から突如訪問のお願いがあっても対応することができず、歯がゆい思いをしていました。そのような折、事業所のサービス提供責任者から「青木さん、介護職員初任者研修を受けてみたら?」という声掛けがありました。

「思い立ったら吉日」とばかりに、すぐに資格取得のため、やさしい手が主催する研修に通い始めた青木さん。仕事と両立しながら週3日の研修を約4か月の間、研修仲間と励まし合って乗り越えます。「もともと内容に興味があったこともあって、少人数での研修はすごく楽しかったです。研修に参加していた仲間と切磋琢磨しながら、わからないことは講師にどんどん質問して、その日のうちにすべて消化していきました。」

実務経験を積み、より利用者目線に立った業務が可能に

人と関わることが好きな分、相手の特徴を掴むのも得意。持ち前の特技をコーディネートの仕事に活かします。

2014年4月、介護職員初任者研修を修了。訪問介護ヘルパーとして働いてみると、介護のプロという重責を担うことになり、大変なこともあったと振り返ります。まず、青木さんのヘルパーとしての最初の仕事は、サービス提供責任者の訪問介護に同行して、介助の方法を学ぶことでした。先輩の所作を見て学び、実践して学びます。そして最終的には一人で介助している様子をサービス提供責任者に見てもらい、一人前だと判断されれば独り立ちすることができます。しかし、いざ独り立ちして一人で訪問介護の現場に立つとなると、利用者とそのご家族からヘルパーとしての信頼を一身に受けることになるので、不安な気持ちもひとしおです。青木さんは利用者を訪ねるたび、「今ここには自分しかいないんだ」と腹をくくって、試行錯誤しながら介助に励みます。「研修で学んだ教科書通りの方法で、すべての利用者さんに対応できるわけではありません。時には泣きながら帰ってきて、サービス提供責任者や職場の先輩たちに不安を聞いてもらうこともありました。」

ヘルパーとしての経験は、コーディネートの仕事にも活かされます。利用者宅を訪問するヘルパーは利用のたびに代わるのではなく、なるべく同じヘルパーに固定することが望まれます。そのため、コーディネートでは、アルバイトながらも「固定のヘルパーの訪問ではない利用者をできるだけ減らす」という責任があります。ヘルパーの経験を積み、現場の感覚を掴んだ青木さん。そのコーディネートは以前よりもヘルパーと利用者の立場に寄り添ったものとなっていきました。「実際にヘルパーとして現場に出てみると、それまでの自分のコーディネートがいかに形式的なものだったかがわかりました。雲を掴むようなコーディネートに悪戦苦闘していたころを思うと、研修を修了して現場に出られて良かったです。」研修を受けたことで、現場未経験時代に感じていたコーディネートの限界を、見事打破することに成功したのです。

小さな気づきを行動に移して、職場で重宝されるように

これまで事務として、ヘルパーとして経験を積んできた青木さん。特に誰に言われたわけでもなく、みんなが仕事をしやすいよう、小さな工夫も重ねてきました。たとえば、コーディネート業務の一環として、利用者の様子やヘルパーの稼働状況がわかるようにエクセルで一覧表を作成し、事業所内の情報共有に一役買いました。「事業所にはたくさん電話がかかってくるので、利用者やヘルパーの状況を口頭で逐一報告し合ったり、確認し合ったりするのは難しい現状があります。だから、エクセルに各自が電話で受けた情報を記入すれば、『いつ誰が誰に電話をかけて、どういう内容だったか。』ということや『すでにこのヘルパーには○○さんへの訪問介護をお願いしてみたが、こういう理由で断られた。』ということが共有できるかなと思ったんです。」

与えられた仕事を言われたままにこなすだけではなく、同僚が気づいていなかった「隙間」を埋めていき、事業所内の業務を円滑にする青木さん。細やかな気遣いで、利用者や同僚から「あなたが必要なの。」と言われる存在になりました。

青木さんは今後も舞台女優としての道を歩みつつ、アルバイトのまま働きたいと考えています。「現在私は同僚にも恵まれ、居心地の良い環境で働かせてもらっています。舞台の稽古に集中するため、あえて今もアルバイトとしての働き方を選択しているので、『アルバイトならでは』の仕事に率先して取り組もうと思っています。一度きりしかない人生、地に足をつけて、今後も自分の本当にやりたいことと今の仕事とを天秤にかけ、やるべきことを選んでいきたいです。」これから新しく入所する後輩への指導にも意欲を見せる青木さん、全力で前へ前へと進みます。

応援メッセージ

青木 愛さん

アルバイトだからこそできる業務はたくさんあります。「アルバイトだから・・・」と消極的になるのではなく、学べることを精一杯学ぼうと、積極的に仕事に取り組んでいけば、どんどん自分の力になっていくと思います。

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