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キャリアアップ事例

キャリアアップに成功した方々を紹介します。
自分の希望の働き方について、キャリアアップを目指しましょう

ミキハウス(三起商行株式会社)
東 佳穂さん(京都大丸店/アルバイト教育トレーナー)

東 佳穂さん

ママだからこそできる仕事。
子育て経験を活かし、いずれは再び店長に。

会社データ(2015年9月現在)
【事業内容】子ども服の企画・製造・販売
【従業員の内訳】正社員約600名、パートタイマー約1000名

キャリアアップ~STORY

念願の店長を経験後、妊活を優先し退職

ミキハウス(三起商行株式会社)に勤める東佳穂さんは、現在、週4日勤務のアルバイトです。週2日はミキハウス京都大丸店で子ども服の販売を担当し、残り2日は新規に採用した全国のアルバイトの教育トレーナーを務めています。

東さんが同社に入社したのは1998年。新卒で正社員として入社しました。「子どもと洋服が好きで、また接客業を希望していたので、子ども服の販売ができる会社を探して就職活動をしました。」という東さん。

接客希望の東さんは迷わずFA職(ファッションアドバイザー職)を希望。入社時から目標は「店長」でした。

入社1年目は百貨店内の大型店舗に配属され、接客販売を基礎から学びました。2年目には後輩の教育担当に任命され、そして3年目には店長を補佐する「サブ」として、着実にステップアップしていきます。

そして2002年、結婚&転居と同時に、念願の店長に昇格し、JR京都伊勢丹店を任されることになりました。しかし、店長職は思っていた以上に難しく、東さんは壁にぶつかります。「店長として配属された時、私以外は皆以前からその店舗にいるスタッフで、私だけ“アウェイ”の状態からスタートしました。その当時の悩みは、個々のスタッフの力量は高いのに、それを上手くマネジメントできないこと。スタッフの中に溶け込みたいけれど、自分よりキャリアの長いスタッフもいるし、店長として“仲良し”の関係ではダメだし・・」東さんは悩みながらも、その壁を乗り越えるべく、売上などの数字については担当の営業に、人のマネジメントについては人事部に相談し、また、同じ店長職についている同期入社の仲間とも情報交換しながら、少しずつ店長として力を発揮していきます。積極的にスタッフとコミュニケーションを取り、個々のスタッフの力を引き出して店舗を運営していくようになりました。

しかし、店長職昇格から3年半後の2004年秋、東さんは退職を決意します。30歳になり、「妊活」を考え始めたからです。「店長職は、シフト組みでも自分の希望は一番後回しになり、生活が不規則になりがちです。店長に就いている間にもし子どもができたら店舗に迷惑をかけてしまう。妊活するにも迷いが先に出ました。夫婦間でもどうしたいか、どうすべきか、一緒に悩み、考えて退職することに決めました。当時は、今ほど育児休業を取得して復帰しているスタッフがおらず、いずれママになってもできる仕事、というイメージができなかったのです。」葛藤の末、東さんは苦渋の決断をします。

やっぱり販売は「天職」!

教育トレーナーを務めつつ、「販売の勘所が鈍らないように」と必ず店舗に立つ時間を確保します。

退職後、妊活と両立するため、3ヶ月毎に契約更新のある派遣社員に転職します。「今までとは違う仕事内容で、新しい世界を見たような新鮮さを感じると同時に、朝9時~17時の勤務時間、ママになってもできる仕事かなぁ、と漠然と思いました。」そんな日々を送っている東さんの元に、ミキハウスから「11~12月の繁忙期に短期の販売アルバイトをしませんか」という便りが届きます。ミキハウスには、以前働いていたスタッフに仕事案内をする制度があります。平日は派遣の仕事がありましたが、土日にアルバイトとしてミキハウスの店舗に立つことにしました。「その時、接客が本当に楽しくて。販売の仕事ってこんなに楽しかったんだ、販売の仕事は“天職”かもしれない。そして、子ども服の販売ならママになってもできる仕事かも?と思い始めました。」

販売の楽しさを再認識した東さんは、契約更新のタイミングに合わせて派遣の仕事を辞め、ミキハウスに復帰します。東さん自身はフルタイムで店舗に立つつもりでいましたが、会社からは「新規に採用したアルバイトの教育トレーナーになってもらえないか」という要請がありました。ちょうどその頃、同社は新規スタッフ採用を増やしていた時期で、アルバイトに対する社内教育チームが立ち上がったばかりでした。店長経験のある東さんに、そのチームに加わるよう打診があったのです。「驚きましたが、『自分がこれまでやってきたことを人に伝えられるのであれば』と思い、快諾しました。当時の部長には、『これはキャリアアップだよ』と背中を押してもらいました。」妊活中のため、時間に制限をつけたアルバイトとして勤務し、店舗での販売職と教育トレーナーを兼務することにしました。教育トレーナーの仕事は、新規アルバイトスタッフに、ミキハウスでの仕事の意味とやりがいを伝え、接客のスキルを身に付けてもらうこと。子育て経験のあるママの採用も増えてきて、「ママでもできる仕事」から「ママだからこそできる仕事」だということを実感します。

ママだからこそできる仕事。子育てをキャリアに

アルバイトとして勤務を続けた東さん。2012年には、念願の出産というライフイベントが訪れ、今度は「育児休暇を取得して復帰する」という選択をします。この頃には「ママだからこそできる仕事」を続けていきたいという気持ちが固まりました。復帰後は、週4日朝9時~16時のパートタイム勤務としました。

復帰後、東さんは同社の社内資格である「認定子育てキャリアアドバイザー(KCA)」を取得します。これは「子育てをキャリアに」というキャッチフレーズで導入された制度で、子育て経験があり、特別な研修を受講したスタッフをKCAとして認定するものです。研修では、子育て経験を仕事に生かすために必要な知識を身につけます。「KCAは確実にキャリアアップにつながっています。子育てをキャリアとして認めてくれる素晴らしい制度です。これからママになる人、子育て中のママ、いろんなお客様に共感し寄り添える仕事です。」

今後の目標は、長期的には「再び店長になること」。同社にはアルバイトが正社員に転換する「ステップアップ社員」という制度があります。それを利用して、もう一度店長になりたいと考えています。「この仕事にやりがいと誇りを持っています。いずれは店長に戻って店舗を動かしたい。会社は今、世界最高のベビーブランドをめざしています。子どもにとってもかっこいい、誇れるママでありたい!」多忙な毎日ですが、子育ても誇るべきキャリアの一つ。これまでの経験を活かしながら、さらなるキャリアアップを目指して頑張っています。

応援メッセージ

東 佳穂さん

女性は人生の中で様々な節目を経験すると思います。ご自身のライフスタイルを見つめて、興味のあること・できることを見つけられるといいですね!仕事とプライベートの好循環ができると素晴らしいと思います。

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