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キャリアアップに成功した方々を紹介します。
自分の希望の働き方について、キャリアアップを目指しましょう
同僚とのコミュニケーションを大切に、
働きがいのある職場をつくっていきたい。
会社データ(2015年10月現在)
【事業内容】小売業
【従業員の内訳】正社員(フルキャスト)約5500名、契約社員(キャスト)約2700名、クルー(パートタイマー)約2600名
キャリアアップ~STORY~
髙島屋京都店の婦人靴売場で働く吉田史子さんの最初のキャリアは、新卒で入社した銀行でした。しかし、その頃はまだ「寿退社」が主流の時代で、吉田さんも結婚を機に4年半勤めた会社を退職します。
退職後はしばらく専業主婦をしていましたが、1999年から、年末などの繁忙期のみアルバイトとして髙島屋京都店で働くようになりました。初めは「髙島屋なら通勤に便利かな」「百貨店で働くなら髙島屋かな」といった軽い気持ちだったそうです。その後、欠員が出たのをきっかけにクルー(パートタイマー)として髙島屋に入社しました。
クルーとしての担当は「タカシマヤ友の会」という積立制度のカウンター。「銀行出身だったので、金銭の受け渡しを行うカウンターは働きやすかったです。マンツーマンで先輩の指導を受けながら、楽しんで仕事に取り組みました。」1日5時間、扶養範囲内での勤務でした。
入社から7年目の2008年、同社では新たに、クルーからキャスト(契約社員)に転換できる「有期雇用社員間優先採用制度」が始まりました。吉田さんは、上司であるマネジャーから「この制度に応募してみませんか」と声をかけられます。キャストになるとフルタイム勤務になりますが、「クルーとして働いて7年、そろそろ次のステップに進んでみたい」と考えていたタイミングだったこともあり、家族の応援を得て、挑戦してみることにしました。
そして、同年5月にキャストに転換した吉田さんは、髙島屋京都店の採用を担当することになりました。正社員の人事は本社が管理しますが、店舗で働くアルバイトやクルー、キャストの採用・人事管理は店舗単位で行います。吉田さんの仕事は、アルバイトの採用事務と給与計算でした。「アルバイトは京都店だけで200~300人、繁忙期には600人になりますので、給与計算だけでも大変です。パソコンをあまり触ったことがなかったので、パソコンの操作も覚えなくてはいけなかったし、雇用保険などの知識も1から勉強しました。」
「人が好き。人に関わっていけるマネジャーになりたいです」
パソコン操作を覚えるために吉田さんが活用したのは、同社の「商い塾」と呼ばれる教育プログラムでした。これは実務知識からキャリアアップのプログラムまでをカバーした全社的な教育訓練制度ですが、中にはクルーやキャストといった有期雇用の社員でも希望に応じて受講できるプログラムが用意されています。パソコン操作を学べる集合研修や通信教育もその一つで、吉田さんは積極的に受講し、知識・スキルを身につけていきました。
しかし、吉田さんがキャスト時代に受講したのは、パソコン関連のプログラムだけではありません。「キャストになって2~3年経った頃から、フルキャスト(正社員)へのステップアップも前向きに考えるようになりました。マネジャーから『フルキャストになるのであれば販売も経験することになるから、カラーコーディネーターやコーチングなどの講座も受けに行って、どんどん勉強しなさい』とアドバイスを頂いて。他の業務と調整しながら、積極的に“商い塾”の集合研修に参加するようになりました。」会社の制度を積極的に活用し、吉田さんは着実にスキルを積み重ねていきました。
2014年、吉田さんは「フルキャスト優先採用制度」という、キャストからフルキャストへの転換試験に合格してフルキャストとなり、婦人靴売場に配属されました。クルーとして入社してから10年以上の間、カウンター業務や採用事務を担当してきた吉田さんにとって、初めての「販売職」でした。「最初は販売の知識も靴の知識もありませんし、売場に立っていることしかできませんでした。立っているだけでも、試着されたお客様から『この靴、サイズ合っていますか?』と聞かれる。そう聞かれても、サイズが合っているかどうかさえ、当時の私には自信がなかったのです。」
このように、吉田さんにとって特に大変だったのは、靴に対する商品知識が不足していたことでした。「靴に対する知識が全くない私は、何をどのように習得すべきかが分らず、周囲の販売スタッフも多忙な中、なかなか上手くスキルやノウハウを学ぶ機会を設けることもひと苦労で、当初はフルキャストとしてこのまま活躍できるのか不安が募りました。」
そんな吉田さんを救ったのは、マネジャーからのアドバイスでした。「『とにかく精一杯働いて、みんなの信頼を得ることが大切だ』と言っていただきました。この言葉は救いになって、『今は販売に徹しよう、わからないことはどんどん聞いて、とにかく精一杯働こう』と、前向きな気持ちになることができました。」
吉田さんは、売場のスタッフ一人ひとりと積極的にコミュニケーションを取って靴について教えてもらいながら、彼らが困っている様子であれば一緒に改善策を考えるようにしました。「今ではずいぶん職場に慣れて、接客・販売の楽しさがわかるようになってきました。」
吉田さんの今後の目標は、「人と関わっていけるマネジャー」になること。「今まで私の上司であったマネジャーのようになりたいです。売場はみんなでつくり上げるものですから、スタッフ一人ひとりの個性や特性を見極めて、みんなが働きがいのある職場をつくりたい。そして各々がアイディアを出し合って、どんどんチャレンジして、売上目標を達成したらみんなで一緒に喜び合えるような、そんな売場にしていきたいと思います。」
これまで育ててもらったマネジャーの背中を追いかけながら、吉田さんはさらなるキャリアアップを目指します。
仕事をする上で、一番大事なのはコミュニケーションだと思います。コミュニケーションを円滑にするには自分から心を開いていきましょう。そうすればきっと、相手にも受け入れてもらえます。心のシャッターを開けると、仕事も上手くいきますよ。
新しい知識を吸収し、「次」へ挑戦。
仕事の幅を広げていく。
一人ひとりに喜んでもらえる介護を心がけ、お客様から信頼されるヘルパーに!
気づいたら即行動!
その積み重ねで同僚・後輩に慕われる存在に
お店とともに成長し、欠かせない存在へ。
周囲の支えに感謝。
ママだからこそできる仕事。子育て経験を活かし、いずれは再び店長に。
自信を持って、誇りを持って、「お役に立ちたい気持ち」を伝えていく
ミスを次につなげ、「気づき」を技術力の向上に役立てる。
小さな工夫を積み重ねて、業務を円滑に!
職場になくてはならない存在へ。
自身の経験や知識を皆に伝え、縁の下の力持ちとしてセンターを支えていきたい。
「自分で頑張る」から「みんなで頑張る」へ。大好きなお店のために日々奮闘!
主婦としての感性を活かしながら店長へとステップアップ!
仕事が楽しくて夢中に。社内制度の有効活用で勉強の毎日を送る!
人と人のつながりを大切に。
理想の接客で憧れの「店長」を目指す!
何事も楽しむ姿勢で困難を乗り切る秘訣は「限られた時間の有効活用!」
お客様との信頼関係を築くため、さらなるスキルアップを目指す。
同僚とのコミュニケーションを大切に、働きがいのある職場をつくっていきたい。
常にプラスアルファの接客で、正社員に。
誰もが認めるホテリエとして活躍中。
総合小売業の面白さを探求して、店長に。
原動力は、もっと知りたい、やってみたい!
子育てや趣味と両立しながら、自分らしく。
愛情でチームも育てて管理職に。
心と心、商品と消費者を丁寧につなぐパッケージ制作を極めて、取締役へ。
コミュニケーション能力を強みに課題解決。
パートから、わずか10年で部長職へ!
娘が教えてくれた前向きに生きる姿勢。
縁の下の力持ちとして、上を目指す。
女性による、女性のための意識改革。
私がその道しるべになりたい。
キャリアの断絶も仕事の成果でカバー。
制度とともにステップアップ。
引っ込み思案だったあの私が、東京の大型ショップの店長に転身!
マネジメントと人材教育、双方の経験が調和して独自の経営哲学をもつ店長に。
こども相手の保育士をめざした私が、今、おとな相手の人材育成に魅せられている!
子育てのため大手企業を退職。
地方でパートから再就職し、経営者に!
好奇心と向上心でステップアップ。
念願かなってパート出身の副店長第一号に!
研究者から転身してファミレス店長へ。
深夜パートで、天職に巡り会う!