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キャリアアップ事例

キャリアアップに成功した方々を紹介します。
自分の希望の働き方について、キャリアアップを目指しましょう

株式会社ホテルオークラ東京ベイ
一場 奈津子さん(宿泊部 フロントサービス課 副主任)

一場 奈津子さん

常にプラスアルファの接客で、正社員に。
誰もが認めるホテリエとして活躍中。

会社データ(2015年6月末現在)
【事業内容】ホテル業
【従業員の内訳】正社員217名、契約社員37名、アルバイト*42名 (*:アルバイトがパートタイマー)

一場 奈津子さんの年表

キャリアアップ~STORY

ホテリエとして働くことへの想い

学生のときにテレビドラマを観て、ホテリエ(ホテルウーマン)に憧れを持った一場奈津子さん。高校卒業後、ホテル業界へ就職するためのスキルを身につけるため、専門学校に入学します。就職活動では舞浜エリアのホテルにいくつか挑戦し、そのうちの一つに正社員として採用されました。しかし、そのホテルを3年半で辞めてしまいます。せっかく夢が叶ったのに、なぜだったのでしょうか。「ホテルで働くことが嫌になったわけではありません。同期の転職が相次ぎ、違うことをやるなら若い方がよいと思ったからです。」

転職後は接客業とは異なる業界で働きますが、1年が経過する頃には「またホテルで働きたい」と考え始めます。アルバイト募集のWEBサイト等をチェックしていると、ちょうど目にしたのがホテルオークラ東京ベイのアルバイト募集記事。同ホテルのアルバイトは職種別に募集しますが、その一つにベルがありました。ベルとは、チェックイン後のお客様をお部屋までご案内したり、お部屋内の設備等をご説明したりする係です。

実は新卒時も同ホテルで働きたいと思い、正社員採用に応募したのですが、残念ながら不採用でした。しかし、その後も「ずっとこのホテルで働きたいと強く思っていた」そうです。そして「舞浜エリアで、お客様とより密にコミュニケーションが取れるベルの仕事ができるかもしれない」と考えた一場さんはすぐに採用面接を受け、2007年8月にアルバイトとして採用されます。

多くの人の目に留まる仕事ぶり

成長が早い人は、自分から「教えてほしい」と言える人。フロント業務にも積極的に入ります。

成長が早い人は、自分から「教えてほしい」と言える人。
フロント業務にも積極的に入ります。

入社後は、専門学校や以前の勤務先ホテルで身につけたスキルや持ち前の明るさ、そして何よりも仕事に対する想いの強さから、すぐに頭角を現します。ベルを束ねるフロントサービス課の上司はもちろん、他の部署の管理職からも「なぜ一場さんは契約社員にならないのか」との声が多く挙がっていたそうです。

なぜなのか、その理由は入社後の経験年数にあります。同ホテルでは、アルバイトとして1年以上経過後、所属長の推薦を受け、管理部・役員との面接に合格すれば、契約社員(1年更新の有期契約、勤務時間は正社員と同じ1日7.5時間、処遇は正社員と同等)へ登用する制度を持っています。また、契約社員として2年以上経過し、所属長の推薦があれば、正社員登用試験を受ける資格を得ることができます。正社員登用試験は契約社員登用時と同じく、管理部・役員との面接です。

さて、一場さんの入社1年後、所属長からの熱い推薦を受け、面接試験を経て2008年10月に一場さんは契約社員に登用されます。それまで「アルバイトだからここまででいいよ。」と仕事の範囲を決められていた一場さんは、お客様と接する機会が増えるとともに、自分が携わることができる仕事の幅が広がり、仕事をより楽しく感じるようになりました。ベルとして課された業務のみならず、率先してアルバイトの指導等も行うなど、それまでよりもさらに積極的に仕事に取り組むようになります。そして、フロントサービス課の中心的役割を果たすようになりました。

契約社員として2年経過後には、所属長から正社員登用への声が掛かります。しかし一場さんは、これになかなか応じませんでした。「正社員になると部署移動の可能性があるので、ベルとして働き続けることができないかもしれない。」と考えていたためです。所属長は一場さん本人の意思を尊重しました。

インストラクターへの任命が、正社員転換のきっかけ

一方で、やはりその仕事ぶりは目を見張るものがあります。「自分が旅行に行くと、一人のホテルスタッフによって旅行の印象が大きく変わる。楽しい思い出にも心地悪い思い出にもなることがわかった。自分は、お客様に楽しい旅行だったと思っていただけるような接客をしたい」と考え、お客様へ常にプラスアルファの接客を心がけていることがそうさせているのでしょう。その結果として、2012年3月に、一場さんは契約社員のまま、新卒採用の正社員を立派なホテリエに育て上げる役割を担うインストラクターに任命されます。これが、仕事に対する意識を大きく変えるきっかけになりました。

任命時には、事前に支配人と話し合う機会があります。そのなかで「自分が希望するベルという仕事だけを続けるのも一つの道であるが、他の仕事を担当することで、勉強にも経験にもなる」とのアドバイスがありました。これを受け、一場さんは「ベルの仕事しか知らないままだったら、自分の成長が止まってしまうかもしれない。」と考え、正社員登用試験を受ける決心がついたのです。

2012年4月に正社員になって以降は、特に「後輩の見本にならなくては」という気持ちが強まりました。後輩から相談を持ちかけられた際には「自分はこのように考えるが、あなたはどう思うか」と尋ねてみたり、失敗して落ち込んでいる後輩には、失敗した原因とその改善策を一緒に考えるようにしたりしており、後輩からの信頼も厚いそうです。

2014年3月には、副主任へ昇格しました。時間帯責任者としてその時間帯の司令塔のような役割を担うこととなりましたが、これまでと同様、後輩に積極的に声を掛けながら仕事を進めています。

年に数回行う社員投票で、挨拶部門の殿堂入りも果たしている一場さん。順風満帆にキャリアアップしてきたようにみえますが、小さな失敗も少なくないそうです。たとえば最近のエピソードとして、「良かれと思ってお客様に伝えた言葉が、お客様の気分を害してしまいました。そして、その姿を後輩に見られていました。」

現在、同ホテルでは、いくつかの仕事を担当することができる人材を育成する「マルチジョブ化」を進めています。一場さんは、「かねてからの希望通りフロントサービス課で働き続けることができるのならば、フロントの仕事も覚えていかなければならない」と考え、その勉強を積極的に進めているところです。

応援メッセージ

一場 奈津子さん

仕事は楽しくなければ続きません。楽しければ「もっと頑張ろう」という気持ちになり、よい循環が生まれます。小さなことにも楽しみを見つけたり、明るく元気がよい職場になるよう皆に積極的に声をかけてみたりしてください。

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