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キャリアアップ事例

キャリアアップに成功した方々を紹介します。
自分の希望の働き方について、キャリアアップを目指しましょう

株式会社 文伸
千頭 保子さん(制作課 制作部 主任)

千頭 保子さん

仕事が楽しくて夢中に。
社内制度の有効活用で勉強の毎日を送る!

会社データ(2015年10月現在)
【事業内容】印刷業
【従業員の内訳】正社員24名、パートタイマー14名、嘱託5名

千頭 保子さんの年表

キャリアアップ~STORY

パソコンを仕事で使ってみたい!その一心で入社まで

1990年、千頭保子さんが文伸で働きはじめたのは、友人の紹介がきっかけでした。当時はパソコンの普及が開始して間もない頃で、千頭さんの家庭でもパソコンを購入しました。しかし、なかなか使いこなすことが難しく、次第に誰も使わなくなってしまいました。「これでは高価なパソコンがもったいない」と思った千頭さん。パソコンを使ってデータ入力の仕事をしていた友人に「何かパソコンを使ってできる仕事はないか」と相談したところ、同社が人材を募集していることを教えてもらったそうです。思い立ったが吉日とばかりに、千頭さんはすぐに求人へ応募し、同社で働くことになりました。

当時、まだ小学2年生のお子さんがいた千頭さんは、「子どもが帰ってきたときに、家で出迎えてあげたい」という気持から、まず週2日・午前中のみというシフトで、オペレーターとして勤務を開始します。オペレーターとは、パソコンを使ってデータを打ち込む仕事を担当する人のことを指します。最初の仕事は、主にハガキや案内状に文章を入力することでした。当時まだパソコンの使い方に詳しくなかった千頭さんは、OJTでしばらく勉強の毎日を送ります。「とにかく『パソコンを使いたい』という考えがあって始めた仕事だったものの、使い方から何から全くの素人だったので、毎日実務に励みながら新しいことを学んでいました。」また同社は、社員が外部講習を受講するための支援として、その情報提供と費用補助を行っており、雇用形態を問わず、外部講習を無料で受講することができます。新しいことを勉強するのが大好きだった千頭さんは、パソコンの使い方について一通り理解した後、自らどんどん手を上げ、外部講習に参加していました。外部講習では、業務で使用するページレイアウト等の編集ソフトについて、操作方法を基礎から学習しました。「テクノロジーの進歩とともに、Macや多くの編集ソフトが導入されて、仕事内容も入力に留まらずデザインも行うように変わっていきました。とてもありがたかったのは、やはり外部講習をたくさん受講させてもらえたことです。入社当初から、外部講習で学んできた内容は、後輩パートにはもちろん、目新しい操作方法などは社員全員で共有するようにしていました。」会社の制度を積極的に利用した千頭さんは、学んだ内容を後輩パートに共有しているうちに、その指導役になっていました。

パートのまま主任へ昇格、明るい職場づくりを心がける

入社5年後、ちょうどお子さんが中学生になって、勤務時間をほぼフルタイムに変更した時期に、スキルを磨き続けていた千頭さんに、正社員転換の打診がありました。しかし、千頭さんは正社員転換をしない決意を固めます。パートであれば、繁忙期と重ならない範囲で好きなタイミングで休みを取得することができ、まとまった休みの取得も可能なため、旅行が趣味の千頭さんは、休暇を自由に取得できるよう、敢えてパートとして働き続けることを選択したのです。「弊社にパートは14名いますが、全員異なった働き方をしています。たとえば、子どもが急に熱を出しても、『お互いさま』ということで、自由にお休みすることができます。長年かけて社員全員で作っていった仕組みですが、とても働きやすい環境で、社長も会長もそれを認めてくれています。」

さらに10年後、技術的にも後輩の指導役としても課の中心として活躍している姿が認められ、千頭さんはパートのまま主任に昇格します。主任として、課のスタッフを引っ張って、まとめていくことを期待されていた千頭さんは、「なるべく機嫌よく振舞うことを心がけていた」と言います。「人が集まれば、軋轢が生まれるのも自然なことです。だからこそ、気持ちよく出社できるような職場作りのために、みんなが努力していると思います。」

わからないことも同僚と相談して乗り越える

大好きな仕事。細部にまでこだわって作成します。

大好きな仕事。
細部にまでこだわって作成します。

千頭さんは、持ち前の好奇心と学習意欲でどんどんスキルアップしてきましたが、全てを一人で解決してきたわけではありません。わからないことにぶつかったり、問題が起きたりしたら、時には社長も交えつつ、意見交換を行います。「特に技術的なところは、どうしても行き詰ってしまうことがあります。でも、誰かが壁にぶつかったら、お互いに声をかける風土がありましたから、みんなで一緒に知恵を絞って問題を解決していきました。制作課のスタッフは皆得意分野が違うので、よく質問しあっています。」特に主任という立場になってからの千頭さんは、「現状に満足しないで、さらに良いものができるよう、技術的なスキルアップには常に注力していました。」入社当初から利用している外部講習は、主任になってからも継続して受講しています。「一つのソフトを使いこなせるようになっても、それで終わりではありません。時代の変化とともに編集ソフトも度々更新され高度になるので、絶えず学んでいく必要があります。そして最新情報は全員で共有し、技術力の底上げを図ります。」

大切なのは仕事に夢中になること

ある日、千頭さんが家族に「仕事がすごく好きだし、楽しい。私にとてもよく合った仕事だと思う。」と話したところ、お子さんから「お母さんだったら、ほかの仕事をしていても同じことを言ったと思うよ。」と返事があったそうです。その時に千頭さんは、「自分がいきいきと働いている様子が、子どもにも伝わっていた」ことがわかりました。そして、いきいきと働き続けられた理由を、千頭さんは「仕事に夢中になったから」だと分析します。「仕事に積極的に熱中することで、『私はこの仕事に合っているな、この仕事が好きだな』と思いながら、ひとつひとつの仕事に丁寧に取り組むことができたので、ここまで楽しく頑張ってこられたのだと思います。」

定年退職を迎える時期に近づいてきている千頭さんは、最近では千頭さんが担当していた仕事を若い後輩たちが担当できるように業務の引継ぎと指導を行っています。「本当に好きで続けてきた仕事ですので、同社で働く人たちが同じことを思ってくれたら幸せです。働きやすい環境でみんなに楽しく仕事をしてもらえたら嬉しいです。」明るく働きやすい職場と技術を伝えていくことに、千頭さんは尽力しています。

応援メッセージ

千頭 保子さん

何か一生懸命なこと、夢中なこと、生涯続けたいこと、そういうものを見つけられると良いと思います。それが仕事でも、そうでなかったとしても、子どもが成長して自分の手から離れていったときに、何か自分に残るものがあると人生にハリがでると思います。

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