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キャリアアップ事例

キャリアアップに成功した方々を紹介します。
自分の希望の働き方について、キャリアアップを目指しましょう

株式会社カインズ
吉澤 ひろ美さん(カインズホームスーパーセンター上里本庄店 副店長)

吉澤 ひろ美さん

好奇心と向上心でステップアップ。
念願かなってパート出身の副店長第一号に!

会社データ(2014年9月現在)
【事業内容】ホームセンター
【従業員の内訳】正社員2,411名、パートタイマー2,831名

吉澤 ひろ美さんの年表

キャリアアップ~STORY

不便や不満を見つけると、いつも前向きにやってみる

小柄な外見で快活に笑う吉澤さんの肩書きは、カインズホームスーパーセンター上里本庄店の副店長。同社でパート社員から副店長になったのは吉澤さんが初めてです。常に先頭を走り、今も上を目指して意欲的に働くそのバイタリティは、一体どこからくるのでしょうか。

元々は食品スーパーの正社員として働いていた吉澤さん。夫の両親を介護するため、出世コースをすっぱり諦めて家庭に入ります。「これまで好きにさせてくれたから、今度は私がしてあげる番」と介護も前向きに頑張りました。

その後、義父が亡くなり、時間に余裕ができた吉澤さんは、パートで働きたいと思うようになります。そんな時、近所のカインズホーム嵐山店で見つけたのが、パート募集の張り紙でした。同じ小売業ということで、以前の経験が活かせると思った吉澤さんは応募を即決。1997年の2月にパート社員として同店に採用されます。

入社してすぐ家電売り場に配属されましたが、接客を続けるうちに不満に思うことが出てきます。家電売り場を訪れるお客様の中には、商品の機能やスペックを詳しく知りたいお客様も少なくありません。通常、パート社員に詳しい商品知識までは求められないため、そのような場合は正社員に応援を頼み、正社員の口から説明をしてもらいます。しかし、吉澤さんは自分で説明できないことが悔しくてたまらなかったそうです。「聞かれたらすぐに自分でお答えしたい」と、正社員がお客様に商品説明をするのを横で聞いて覚えたり、メーカーのサポートセンターに電話で問い合わせたりして、自主的に商品知識を身に付けていきました。

このように何にでも問題意識を持ち、不便や不満をそのままにしておけない性格の吉澤さん、あるときは離れた倉庫から商品を台車で少しずつ運ぶ効率の悪さが我慢できなくなりました。そこで取った行動にもびっくりさせられます。「フォークリフトを使えれば一度にたくさん運べる」と思うと、店長に相談してフォークリフトの免許を取ってしまったのです。

また、「人がやっているのを見ると自分もやりたくなって」と、何にでも興味を示しました。そして、「あの人ができるのだから、自分にできないということはないだろう。」といつも前向きに考えて、実際にそれをクリアしてしまうのです。

他店のやり方を知りたいと、異動のある正社員を希望

吉澤さんの仕事ぶりは周囲から高く評価され、順調にキャリアアップしていきます。

2001年には1日4時間勤務のパート社員から1日8時間勤務のロングパート社員に、2003年にはパート社員ながら部下を管理するラインマネジャーへと昇進します。自分よりも勤務歴の長いパート社員や正社員を部下に持つことになった吉澤さんに、やりにくくなかったかと尋ねると、「部下が言うことを聞いてくれないかも知れないと思いましたが、折れたら負けと思って強く出ました。」と、笑いながら答えてくれました。チームをまとめるためには、頼りないリーダーではいけないという信念を持って仕事に臨んだのです。

その後、カインズホームを運営する株式会社カインズの人事制度が整備され、2008年にマスターラインマネジャーへと役職名が変更されますが、時間給で働く非正規社員であることに変わりはありません。吉澤さんの中で、次第に正社員になりたいという思いが強くなってきました。その理由を尋ねると「パートは異動がないから」という答え。自分のいる店舗のやり方は本当に正しいのだろうか、他のお店はどうやっているのだろうかと、持ち前の好奇心が抑えきれなくなり、異動のないパートでは物足りなくなったのです。

そして2012年、会社の制度が拡充されてパート社員から正社員への途が開かれたのを機に、念願の正社員へと登用されます。

キャリアアップ体系図 みずから現場に立ち、後輩と一緒に動きながら教育する、それが立花さん流の指導法の一つです。

売り場を制覇し、店全体を見る立場を目指す

正社員になって1年後、吉澤さんはカインズホームスーパーセンター上里本庄店へと異動になります。希望していた正社員、そして異動を果たした吉澤さんですが、早くも次の目標ができました。それは、副店長になること。

それまでラインマネジャーとして、自分が担当する売り場だけを管理してきましたが、これまでのキャリアでほとんどの売り場を経験していたため、もっと広い視野でお店全体を見てみたいと思うようになったのです。

パート時代から、お客さまにまた来たいと思ってもらえる売り場づくりを心がけ、その上で1円でも売り上げを上げたいという意識の高かった吉澤さんが、お店全体を見るポジションを目指すのは当然の成り行きでした。そこで店長にも自分の希望を伝え、これまで以上に意欲的に仕事に専念しました。

副店長になるには、上司である店長やエリア部長から、“問題点への対応”、“職場秩序の維持”などの能力区分7項目と、“店営業利益高”、“実績ロス率”といった成績区分5項目からなる職能要件を満たしており、副店長に相応しい資質があると認められなければなりません。

2014年9月、この厳しい条件をクリアして、カインズ初となるパート出身の副店長が誕生したのです。

そんな吉澤さんにマネジメントのポイントをお聞きすると、「自分でやるのは簡単、人へ教えながらは難しい。でも、そうしないと人は育たない。」という答え。そして最後に、「今後の目標は2年以内に店長になること。」と、熱い想いも語ってくれました。常にパワフルな吉澤さん、その向上心は衰えることを知りません。

応援メッセージ

吉澤 ひろ美さん

自分に自信を持って、どんどんチャレンジしていって欲しい。「あの人ができるんだから、自分にもできないことはないだろう。」と思ってやってみれば、大抵のことはできます。

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