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キャリアアップ事例

キャリアアップに成功した方々を紹介します。
自分の希望の働き方について、キャリアアップを目指しましょう

株式会社ホロスプランニング
小川 照美さん(営業本部 営業推進部長)

小川 照美さん

コミュニケーション能力を強みに課題解決。
パートから、わずか10年で部長職へ!

会社データ(2014年10月現在)
【事業内容】保険代理店、資産運用コンサルティング
【従業員の内訳】正社員56名 派遣社員5名

キャリアアップ~STORY

個人採用のパートから会社直雇用のパートへ

小川さんの社会人としての第一歩は、会計ソフトの開発・販売を行うソフトハウスでのPCインストラクターでした。販売したソフトの使い方をユーザーへトレーニングする仕事は、人と接する機会が多く“ありがとう”と言われることにやりがいを感じていましたが結婚を機に退職、専業主婦になります。

しかし、1日中ひとりで自宅にいる生活に耐えられず、半年後には知り合いの自動車販売会社で経理のパートに就きます。そこで約2年間働き、転職を考えたときに出会ったのが後に今の会社の役員となるファイナンシャルプランナー(以下FP)のAさんです。

現在小川さんが勤める株式会社ホロスプランニングは、所属する200名を超えるFPの保険代理業におけるサポートを行うのが主な業務。優秀なFPは多忙なため、自費で秘書を雇うことも珍しくありません。小川さんはAさん個人に採用され、秘書としてパート勤務を始めました。

その後上司となったAさんに保険のイロハを教わり、仕事にのめり込んでいった小川さんですが、Aさんがホロスプランニングの役員に就任するのを機に、会社直雇用のパートへと待遇が変わります。それと同時に職務内容もFPの個人秘書から大阪オフィスの事務職(クラーク)へと変わり、Aさんとのやり取りが中心だったこれまでの環境から、より多くのFPや同僚のスタッフと仕事をする環境へと変わりました。人と接する仕事に魅力を感じていた小川さんは、この環境の変化を快く受け容れます。

会社のすすめで正社員へ、コミュニケーション能力が評価され管理職へ

コミュニケーションは直接会って話すのが一番。
難しい場合はテレビ会議を使って1対1で話す時間を取っています。

そもそも、小川さんがパートという働き方を選んだのは、家事を完璧にこなしたい、そのためには働くにしても時間的な制約の少ないパートしかないという固定概念があったから。しかし、元来仕事好きだった小川さんはどんどん仕事に没頭していきました。やがて社員より長く働く日も珍しくなくなり、睡眠時間を削って家事と仕事の両立を図るようになります。

そして、その熱心な働きぶりが認められ、会社から正社員になることを打診されました。既にパートで働く時間的なメリットが薄れていたこともあり、小川さんはこの申し出を受けて正社員になることを決めます。しかし、しばらくして仕事のやり方について疑問が生まれます。当時はクラークと呼ばれる一般の事務職でしたが、全国各地のオフィスで働く十数人のクラークがそれぞれ独自のやり方で仕事を進めていたからです。

クラーク同士の情報は共有されておらず、基準となるものもありませんでしたが、一方でFP同士には横のつながりがあり、頻繁に情報交換が行われていました。やがてFPの間でクラークによってサービスの質が随分違うことが明らかになり、不満の声が耳に入るようになってしまいました。

このことをきっかけに、小川さんは危機感を持ち行動を起こします。具体的には、これまで横のつながりのなかった全国のクラークに率先して声をかけて定期的な勉強会を開いたり、各々が属人的に進めていた仕事のやり方を改め、統一マニュアルの制作に着手したりしました。統一マニュアルは、クラークの役割や心構えなど基本的なことから、保険事務などの具体的な業務の進め方、資料の作成方法など、新人でもすぐに業務が行えるよう配慮された納得できるものになりました。

このように課題に対して積極的に周囲を巻き込み解決しようとする姿勢やコミュニケーション能力の高さが上司に認められて、正社員になってから5年後、クラークを統括する、オフィスマネジメント課の課長に抜擢されます。

一段上のマネジメントの難しさを実感しつつも、前向きに

管理職になったことでこれまで以上にプライベートに割く時間が減った小川さん。以前は家事も仕事も完璧にと思っていましたが、それでは体がもたないと諦め、夫の理解を得て家事については手を抜くことを覚えました。一方、仕事が充実している分、短いプライベートの時間も、今まで以上に大切に過ごすことができています。

約1年間の課長職を経て、昨年部長に就任した小川さん。課長時代と今との違いを聞くと、コミュニケーションの取り方が変わったという答えが返ってきました。

部下が全国に散らばっている環境ですが、課長時代はまだ部下が少数だったため、比較的取りやすかったコミュニケーションも、会社の成長と共に倍以上の人数となり、部長となった今は前ほど容易ではありません。メールや電話よりできれば対面でのコミュニケーション、それが無理でもテレビ会議を活用して、顔を見て会話する時間を取るようにしています。

また、心構えも課長時代とは変わりました。小川さんのマネジメントの基本は“しなさい”という上から目線ではなく、“助けて”という姿勢で臨むこと。その上で相手に仕事を任せる。もちろん最終的には自分が責任を持つという覚悟を持って接するのですが、課長時代にはうまくいっていたこのやり方も、部長になった今では通用しません。部長職はより経営に近いポジションであるため、これまでのやり方では部下からの信頼が得られないからです。本来なら“みんなで頑張ろう!”というタイプの小川さん、今は立場上敢えて厳しいことを言わなければならないと一段上のマネジメントの難しさに直面しています。

このように新米部長として奮闘している小川さんですが、「結局、何の仕事でもどんな会社でも人と人でしかない。そこさえうまくいけば何とかなる」というコミュニケーション重視の考え方で、目の前の壁もきっと乗り越えていくことでしょう。

応援メッセージ

小川 照美さん

家庭と仕事のバランスなど、自分の価値観を重視して働くことが一番。ただ、組織で働く以上はキャリアアップを目指してほしい。部下を持ち育てることで思考も変わります。任された仕事には笑顔でチャレンジし、知識よりもコミュニケーションスキルを磨くようにしてください。

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