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キャリアアップ事例

キャリアアップに成功した方々を紹介します。
自分の希望の働き方について、キャリアアップを目指しましょう

株式会社すかいらーく
廣川 庸子さん(ガスト川越霞ヶ関店 マネジャー)

廣川 庸子さん

研究者から転身してファミレス店長へ。
深夜パートで、天職に巡り会う!

会社データ(2013年12月現在)
【事業内容】ファミリーレストラン
【従業員の内訳】正社員5,625名、パート社員90,798名(すかいらーくグループ)

キャリアアップ~STORY

“二足のわらじ”で、自分の中で何かが目覚めた

現在はガストのマネジャー(店長)として活躍する廣川さんは、異色の経歴をお持ちです。将来は食品分析の道に進もうと大学時代に栄養士の資格を取得。2000年4月から8年間、食品関連会社の研究者として添加物やサプリメントなどの開発・分析業務に携わります。

一度退職し、派遣社員として働いていた廣川さんは、残業がなく、時間に余裕もありました。そこで自宅近くの「ガスト川越霞ヶ関店」で深夜のパート勤務を始めます。昼は研究者、夜は週3日ファミレスの調理人という二足のわらじを履いたのです。

学生時代にもガストのクルー(アルバイト・パート)として4年間働いて、新人クルーの初期研修を担当した経験もありました。「学生の頃はフロア担当でしたが、この時はキッチン担当です。もともと料理好きだったので厨房にも新鮮な気持ちで入れました。自宅の近くなので徒歩で通勤できましたしね。」

やがて廣川さんの心の中に変化が起こります。

モノからヒトへ、自分の中で興味の対象が変化した

店長もみずから調理や接客をして、スタッフに背中を見せて指導します。

研究者はモノと向き合い、飲食店はヒトの心と向き合う仕事です。誠意を尽くせば相手から笑顔が返ってくる接客仕事に、廣川さんは徐々に魅力を感じ始めます。

もちろん研究の仕事もやりがいは十分でしたが派遣契約期間が終了し、2008年4月に食品会社を退職。ガストのクルーに専念します。フルタイム勤務となった廣川さんは、仕事への熱心さが評価され、マネジャー業務を代行するリーダー格のクルーとして、新人採用、トレーニング、商品管理、棚卸しなどの業務も任されるようになります。

そして2012年、マネジャーへの登用試験に合格して、「契約マネジャー」(1年更新契約の店長・非正社員)に着任。約30名の店の従業員を一人で率います。「この頃には店をもっと良くしたい、お客様にもっと来て欲しい、クルーの学生たちにもいろいろ教えたいというのが大きなモチベーションになっていました。」登用試験の面接でも「地域密着で店の売上を伸ばしたい」と熱い思いを試験官にぶつけました。そうして廣川さんは、10代の頃にバスケット部で培ったチームプレイ精神で、仕事は一人でやるものではないという信念のもとに、パートの人たちの個性や適性を生かすことを心がけて店長職を務めます。

地域密着の店づくり、それは会社の方針とも一致した

2014年1月、社内の雇用形態が改正され、「契約マネジャー」は無期雇用の正社員である「コミュニティマネジャー」という職名に変更。廣川さんもその一人となり、これまでの実績も評価されて正社員へと転換します。

ちなみに「コミュニティ社員」とは転居がなく、1店舗に限定勤務し、地域密着型で働く正社員をさします。このほかに管轄エリアの範囲に応じて、全国約260エリアの地域内で転居を伴わずに勤務する「エリア社員」、転居を伴いより広い地域で活躍する「ゾーン社員」、全国をフィールドに働く「ナショナル社員」という4つの雇用区分があります。社員がどう働きたいかで選択でき、本人の人生設計によりナショナルからエリアになって働く社員もいるそうです。現在はナショナル社員が全体の86%、コミュニティ社員はまだ3%ですが、会社としては今後、地域密着で働くマネジャーを育てていく方針だといいます。

クルーから店長になり、地域密着のビジネスが体になじみ、店への愛着が深い廣川さんにはまさにうってつけの勤務環境になりました。

働き方はいろいろ。パートからまた再出発するのもいい

正社員になると責任感はいっそう強まります。責任は自分にある、その前提でスタッフに自由な意見を出してもらいたいと働きかけています。コミュニティ社員になって半年後、全国の店舗で一斉にフェアメニューの販売をした時は、事前にスタッフ全員が試食してセールストークを考え、手作りポスターを店内に貼るなどの工夫をした結果、その初日に全国約1,300店の中で8位の販売成績を記録。まさにスタッフとのチームプレイの賜物でした。

同店では廣川さんもスタッフもみな地元に住んでいます。その利点を生かして、今後は家族の誕生日パーティや自治会の会合、地元法人の会議、ママ友の折り紙教室など予約をしたうえで店を使っていただき、常連客を増やすことを全員で検討しているそうです。

「まさか研究者だった自分が今ここでこうして働いているとは夢にも思いませんでした。自分に合った仕事に巡り会えました。あるクルーの主婦の方から“私の家庭の事情に配慮してくれてありがとう。あなたがマネジャーでいてくれて本当に良かった”と言われた時は嬉しくて泣きそうでした。」と、廣川さんは社会人になってからの14年間を振り返ります。

現在は店内の運営管理、他店マネジャーとの会議などで忙しい日々を過ごしていますが、廣川さんは今でも厨房でハンバーグなどを調理し、お客様が美味しいと笑顔をくれる時が最高に幸せな瞬間だそうです。

今後結婚・出産しても仕事は続けたいという廣川さん。最後に「もし何らかの事情で離職することがあるかもしれませんが、パートから再出発してでもまた就きたいと思うほどこの仕事が好きです。これからも多くのお客様の笑顔のために働きます。」と胸を張りました。

応援メッセージ

廣川 庸子さん

いつも楽しく働いている私でも、仕事の進め方や人間関係で悩んで、上司に泣きながら相談したことが何度もあります。悩みは一人でため込まず、誰かに打ち明けることも大事だと思います。

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